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2016.11.11

失敗しない映像制作の方法

今回の記事では失敗しない映像制作の方法を、実践的にお伝えします。

映像制作や、映像制作会社への依頼をお考えの方は、ぜひご一読ください。

 


目次

1. ターゲット、利用シーン、目標を明確にする。

2. 具体的な映像のイメージを描いておく。

3. 参考になりそうな映像を5個はピックアップしておく。

4. 映像制作会社に依頼する場合は、会社選びを慎重に。

5. 契約前から入念に打ち合わせを行い、複数の制作会社から見積もりを取る。

6. 企画構成の段階で作りたい映像とずれがないか、しっかりと確認する。

7. 原稿や絵コンテなどを確認する。

8. 撮影当日は準備を丸投げせずに準備を徹底する。

9. 撮影現場でのチェックは制作会社と一緒にしっかりと行う。

10. 編集は出来れば立ち会い編集を希望する。

11. 納品後の利用時に目標達成できたか、指標を確認する。

 

1. ターゲット、利用シーン、目標を明確にする。

自社で映像を制作する場合でも、映像制作会社に依頼する場合でも、まずは映像の「ターゲット」「利用シーン」「目標」を明確にすることから始めましょう。

・ターゲット:映像を誰が観るのか、どのような層が観るのか。

・利用シーン:映像をどこで、どのように利用するのか。

・目標:映像を利用することで得たい成果や、達成したい目標は何か。

この3つを明確にすることで、「どういう映像を制作するべきか」がよりハッキリします。

具体例をあげましょう。

あなたが「自社商品のプロモーション」のために映像制作を考えているとします。

 

・ターゲット:新規顧客向けかリピート客向けか、個人向けか企業向けか、プロモーションをかける客の属性(年齢層、性別、職業など)はどのようなものか、などを明確にする。

・利用シーン:自社サイトに公開するのか、動画投稿サイトに公開するのか、WEBサイトやSNSなどで映像広告として流すのか、イベントや展示会で流すのか、などを明確にする。

・目標:売上増加のためか、セールスリード(見込み客や販売経路)獲得のためか、認知度を向上させるためか、ブランド戦略(イメージ強化)のためか、などを明確にする。目標達成を判断するための評価指標(目標値など)を考えるとより明確になる。

この作業によって、「自社商品を知らない大学生をターゲットに、YouTubeに公開するプロモーション映像を作る。自社商品の認知度を向上させることが目標のため、YouTubeでの再生回数を評価指標とする。そのため、大学生の関心を引くインパクトのある映像がよい」といった具合に、映像制作の方針を明確にできます。

「どういう映像を制作するべきか」がよりハッキリしましたよね。

「自社商品のプロモーション」以外にも、映像にはさまざまな制作目的が考えられます。

いずれの場合でも上記3つを明確にすることが出発点です。

                                            

2. 具体的な映像のイメージを描いておく。

「ターゲット」「利用シーン」「目標」を明確にしたら、次は具体的な映像のイメージを描いてみましょう。

曖昧なイメージのまま映像を制作し始めると、「なにか思っていたのと違う」ものが出来上がってしまう可能性が高いです。そのような映像では、目標を達成することも難しいでしょう。自社で制作する場合も、映像制作会社に依頼する場合も、あらかじめ具体的なイメージを描いておくことが大切です。

とはいえ、具体的な映像のイメージを描くといっても、いきなりは難しいですよね。

そこで、まずは頭の中にあるアイディアをどんどん書き出していくことをオススメします。

そして、アイディアの中で映像に使えそうなものを掘り下げていきましょう。

この作業によって、少しずつ映像に使えそうなアイディアが増えていき、具体的なイメージを描く手掛かりになります。

また、実写、CG、アニメのどの表現方法にするかも考えておきましょう。

たとえば比較的若い世代がターゲットなら、アニメで表現することも効果的です。

※アニメにはストップモーション・アニメーションと呼ばれる技法もあります(人形アニメやクレイアニメなどのこと)

 

3. 参考になりそうな映像を5個はピックアップしておく。 

具体的な映像のイメージがある程度固まったら、次は参考になりそうな映像をピックアップしていきましょう。 

少しでも参考になりそうな映像は、どんどんピックアップしていきます。

ピックアップした映像の、どういった点が参考になりそうかもメモしておきます。

具体的には、映像内のキャッチコピー、シナリオ、演出、BGMや効果音、起用されているタレントや声優、テロップやナレーション、リズム感(カット毎の秒数)など、こういった点に着目しながら映像を確認するとよいでしょう。

そうすることで、「この映像に使用されているBGMは、落ち着いた感じがして、私の描いた映像イメージにも合いそうだ。BGMは落ち着いた曲調のものが良いかもしれない」などと、さらに一歩踏み込んで考えていくことができます。

また、ここでピックアップした参考映像は、映像制作会社に依頼するときにも役に立ちます。

参考映像は、YouTubeなどの動画投稿サイトや、Googleの動画検索(Googleビデオ)を利用すると探しやすいです。

また、公式サイト上などで、映像制作会社が「制作実績」として制作した映像を公開していることも多いです。それらの映像も確認するとよいでしょう。

参考映像を5個以上ピックアップすることを目標にして、さまざまな映像に目を通してみることをおすすめします。

 

4. 映像制作会社に依頼する場合は、会社選びを慎重に。

もし映像制作会社に制作を依頼する場合は、慎重に会社を選びましょう。

まずは公式サイトで下記を確認します。

1. 料金プラン

2. 制作実績

3. 他社と差別化できている点(こだわりなど)

4. FAQ(よくあるご質問)

 

1. 料金プランはあくまで目安です。どのような映像を制作するのか入念な打ち合わせを行ったうえで、予算と調整しながら、見積もりを出してもらうことになります。

2. 制作実績は、過去に制作した映像を公開している会社も多いので、必ずチェックしておきましょう。

3. 他社と差別化できている点を、公式サイト上で確認できる場合があります。たとえば、ある制作会社は少数精鋭かつ機材をレンタルでまかなうことによって、お値打ち価格な映像制作を実現しています。そういった他社との違いを探してみましょう。

4. FAQが載っている場合は確認しておきましょう。「どのような映像の制作が得意か」「納品後に期間が経ってからの修正依頼は可能か」などといった依頼前に知っておきたい情報を得ることができます。

また、制作会社の口コミなども検索してみましょう。

 

5. 契約前から入念に打ち合わせを行い、複数の制作会社から見積もりを取る。 

依頼したいと思える映像制作会社を見付けたら、契約前に、まずは入念に打ち合わせを行います。

この打ち合わせを、制作会社の立場からは「ヒアリング」と呼び、非常に大切な過程です。 

打ち合わせ(ヒアリング)では、映像の「ターゲット」「利用シーン」「目標」をハッキリと伝えましょう。そして、映像の具体的なイメージを説明しましょう。また、そのイメージを補強する参考映像も見せましょう。具体的にどういった点が参考になるかも伝えましょう。

すべて今までの項目でやってきたことですね。 

そうして、制作会社と可能な限り「映像のイメージを共有」します。

制作会社に依頼する場合、しっかりとイメージを共有することが、最も大切なことです。

イメージの共有は、この「ヒアリング」や、のちの「企画構成」「絵コンテ」の段階でも嫌というくらいに行いましょう。それが失敗しないコツです。

 

そして見積もりを取ります。このとき、複数社に同じ内容で見積もりを取ってみましょう。

映像制作の相場はあってないようなものです。同じ内容で依頼しても、制作会社によって全く異なる価格になることがあります。

これは価格が主に人件費と機材費で決まるからです。映像制作に関わる人が多いほど、機材が高級なほど、価格は高くなります。

高ければ良いというわけでも、安ければ良いというわけでもありません。

どの価格帯の会社を選ぶか、よく考えたうえで決めましょう。

 

6. 企画構成の段階で作りたい映像とずれがないか、しっかりと確認する。 

制作会社を決めたら、「企画構成」が始まります。

 

ここで、映像制作の一般的な流れを説明します。

 

「打ち合わせ(ヒアリング) 企画構成・絵コンテ 撮影 編集 納品」

 

企画構成の段階では、企画書や構成台本を作成します。

繰り返しになりますが、イメージ通りの映像を作るためには、「ヒアリング」「企画構成」「絵コンテ」の段階で、しっかりとイメージの共有を行うことが大切です。

 

もし企画書や構成台本を確認して「なにか違う」と思ったなら、この段階でちゃんとそのことを伝えて、イメージのずれ(違和感)を共有し、改善していきましょう。

 

7. 原稿や絵コンテなどを確認する。

 

制作会社は企画構成をもとに「原稿や絵コンテなど」を作ります。

原稿や絵コンテなどは映像の設計図ともいわれるほど重要なものです。

撮影時のカメラアングル、カット割りやカットの秒数、台詞、演技、BGMや効果音のタイミングなど確認していきます。

 

この原稿や絵コンテなども、あらかじめしっかり確認しておきましょう。

撮影当日になってから「なにか違う」と思ったとしても、当日すぐに修正できるものではありません。

前もって確認作業を行い、もしイメージとのずれがあれば修正点を伝えましょう。

 

8. 撮影当日は準備を丸投げせずに準備を徹底する。

 

いよいよ撮影当日。

あとは制作会社に丸投げ……するのではなく、依頼側も撮影開始に向けて準備をしておきます。

 

具体的には、香盤表をチェックしておきましょう。

香盤表とは、効率よく撮影を行うためのスケジュール表です。時系列にそって、各シーンの撮影場所、撮影時間、人(スタッフや出演者)やモノの動きなどを確認できます。

 

依頼主(クライアント)の立場からも香盤表を確認しておくことで、立ち合いや撮影チェックを正確に行うことができます。

 

9. 撮影現場でのチェックは制作会社と一緒にしっかりと行う。

 

撮影現場でのチェックは、制作会社と一緒に行いましょう。

また、すぐに撮影に反映できそうな意見や要望なら、その場で伝えるようにしましょう。

こうした現場での確認作業を一緒に行うことで、よりイメージ通りの絵が撮れるはずです。

 

撮影はさまざまなスタッフや出演者が集まって行われます。

いわば、より良い撮影・映像制作を行うために団結しているチームです。

依頼主であるクライアントも、その一員という気持ちで撮影に臨むとよいでしょう。

 

10. 編集は出来れば立ち会い編集を希望する。

 

撮影を終えたら、あとは編集作業です。

編集はクライアントが立ち会い可能な場合もありますので、その際はなるべく立ち会いましょう。

※ただし別途料金が掛かる場合もあります。

 

編集に立ち合うことによって、BGMや効果音、テロップやナレーションなどの入れ方をその場で確認することができます。

編集の良し悪しによっても映像のクオリティは左右されますので、意見などがある場合は、遠慮なく伝えましょう。

最後まで気を抜かずに映像制作を完成させましょう。

 

11. 納品後の利用時に目標達成できたか、指標を確認する。

 

編集が完了すれば、最終確認を行い、いよいよ納品となります。

お疲れさまでした!

 

ただ、もう一つ大切なことがあります。

映像制作を始める前に、「目標」を明確にしましたよね。

制作した映像の利用時においては、その目標が達成できたかどうか、評価指標(目標値など)を確認するようにしましょう。

 

目標の中には指標化しやすいもの、しにくいものがあります。

たとえば「自社商品Aのプロモーション」を目的とする場合は、下記のような目標と評価指標が考えられます。

・売上増加が目標:映像利用後のAの売上高の増加率など

・セールスリード獲得が目標:映像利用後のAの新規顧客の増加率、コンバーション率の増加など

・認知度向上が目標:YouTubeなどでの再生数、Facebook上での「いいね!」の数など

 

参考までに、The Web Video Marketing Council社(米国のマーケティング会社)が2014年にWEB映像制作会社318社に行った調査によると、「参考にしている効果測定の指標」は、「獲得したセールスリード」が42%、「売上高に影響を与えた影響」が36%、「YouTubeの再生数」が36%、「自社サイトでの動画再生数」が34%、「Facebook上でのユーザー満足」が24%、「Facebook上での『いいね!』数」が22%とのことです。

 

また、目標が未達成となってしまった場合は、その原因を突き止めましょう。

たとえば編集の仕方がどうも悪く、映像の良さが失われていると考えられる場合などには、制作会社に修正依頼を出すことも選択肢の一つです。

納品後のフォローについては制作会社によって異なり、契約前の段階で確認しておくとよいでしょう。

 

 

いかがでしたか?

映像制作において、特に大切なことをおさらいします。

「ターゲット」「利用シーン」「目標」を明確にすること。

「具体的な映像のイメージ」を描くこと。

制作会社に依頼する場合には「しっかりとそのイメージを共有」すること。

そして、「依頼主もチームの一員という気持ちで、撮影・制作に臨むこと」です。

それが失敗しない映像制作の方法です。

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