映像のクオリティが高いゲーム5選~国内メーカー編

一昔前まではゲームと言うとテレビゲームが主流でしたが、近年ではスマートフォン等で出来るゲームも多く開発され、ゲーム市場も大きく変わりつつあります。
モバイルゲームでは、無料の物も多くあり、手軽にどこでも出来るというメリットから、若い世代を中心に広く愛されるようになりました。
しかし、容量の問題やハード面での問題もあり、映像の鮮明さ、リアリティという点ではやはり大手メーカーが手掛ける据え置き型のゲームが一歩先を行っているようです。
今回は国内メーカーから発売されている、映像クオリティの高いゲームを紹介していきます。

 

 

目次

1)ファイナルファンタジーⅩⅤ

2)ピクミン3

3)二ノ国Ⅱ レヴァナントキングダム

4)ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて

5)ニーアオートマタ

まとめ

 

1)ファイナルファンタジーⅩⅤ

1987年に発売された「ファイナルファンタジー」を1作目とし、本作で15作目となったファイナルファンタジーシリーズ。今やRPGゲームの中心、模範とも言われる存在となっています。
ファミコン時代のドット絵から始まり、今ではRPGの中ではグラフィックの最先端を走る存在となりました。
当時ゲーム映像に革命をもたらしたファイナルファンタジーⅦ。二頭身、三頭身のキャラクターが主流だった時代に、クオリティの高いスラッとした長身のキャラクターが、リアリティのある動きで躍動する姿は、当時のゲームファン達に驚愕と興奮を与えたのではないでしょうか。
以来ファイナルファンタジーは映像クオリティの最先端を走り続ける作品を生み出して来ました。今回のファイナルファンタジーⅩⅤでは、精錬された映像により、物語の奥深さやキャラクターの心理等を汲み取る事が出来る為、よりファイナルファンタジーの世界を楽しめるのではないでしょうか。

 

2)ピクミン3

「ピクミン」「ピクミン2」に続き、3作目にしてニンテンドーWii Uへと媒体を変える事になったピクミン3。
前作から11年ぶりとなる新タイトルの発表に、ピクミンファンからの期待もとても大きくなっていました。
前作まではゲームキューブを媒体にしており、この時から既にグラフィックのクオリティは高い物ではありましたが、背景の描写はどうしてもポリゴン感があり今一不鮮明な部分もありました。しかし本作では背景の描写も美しい曲線で描かれており、より完成された世界を楽しむ事ができます。
また、ピクミンは元々小さな生き物である為、一体一体の特徴までは画面からしっかり把握する事ができませんでしたが、本作ではそのピクミンの口や鼻等の細かい部分までしっかりと描かれている為、新たな発見が出来るかもしれません。

 

3)二ノ国Ⅱ レヴァナントキングダム

二ノ国Ⅱは2018年1月に発売を予定しており、対応機種はプレイステーション4、Windowsを予定しています。
現実の世界に近いリアリティーのある映像ではありませんが、スタジオジブリが手掛けるカットシーンと、久石譲氏の音楽とのコラボレーションが圧巻です。
前作、白き聖灰の女王との繋がりも多くあり、前作に心奪われた人達はまたもや二ノ国の虜になる事間違い無しです。
海外のメーカーが作るハイクオリティな映像のゲームもいいですが、こういった味のあるJRPGも評価されていいのではないでしょうか。

 

4)ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて

正直に言うと、グラフィックという点では海外のゲームソフトで遥かにクオリティの高い物がいくつもあります。しかし、本作は少し前までドットの絵でキャラクターが紛争していたドラゴンクエストです。前作がオンラインゲームであった為、シングルプレイ用の完結タイトルというと、ドラゴンクエストⅨから約8年ぶりのタイトルという事になり、媒体も本作ではプレイステーション4に移行しています。
今までのシリーズ同様、鳥山明氏がデザインを、堀井雄二氏がシナリオを、すぎやまこういち氏が音楽を担当しており、ドラゴンクエストらしさは変わらずそのまま存在しています。
また、映像クオリティは今までの物と比べ大幅にパワーアップしており、「これがあのドラゴンクエスト?」と驚く人も多いはずです。しかし、最新の技術の中にも懐かしさがあり、ちゃんとドラゴンクエストとしての楽しみ方が出来るのです。
ファイナルファンタジー同様、ファミコンの時代にドットの絵から始まったドラゴンクエストシリーズ。時代の流れと共にグラフィックも進歩を続けてきましたが、作風やドラゴンクエストらしさという部分は失われず、今でも根強いファンを持ち続けているというだけで、この作品の魅力を物語るには十分ではないでしょうか。

 

5)ニーアオートマタ

ニーアレプリカントの続編となるニーアオートマタ。主人公は戦闘用アンドロイドという少し奇抜な設定なのですが、アクションだけに留まらず、ストーリー、キャラクター、世界観、そのどれもがとても魅力的に作られており、中でもこの世界観と音楽の組み合わせが絶妙で、廃退的な世界のダークファンタジーな部分を見事に表現しています。
シューティングゲームの要素とアクションゲームの要素がうまくミックスされており、その操作性やゲームバランスが絶妙で、現代の日本人が好みやすいJRPGとなっています。

 

まとめ

日本の国内メーカーが生み出すゲームソフトは、国外メーカーの物と比べるとグラフィックという点では一歩劣っているのは否めないかもしれません。
しかし、日本のゲームはその物語の奥深さやその世界観、音楽やデザイン等の複合的な要素がミックスされ、非常に色濃い作品が多いのです。それは日本が世界に誇れる部分として称されるのではないでしょうか。