大学のプロモーション映像事例

若者の学びの場である大学。
センター試験の志願者数をみると2003年に60万人を超えたのをピークに、年々減少傾向にあります。少子化が進み、大学へ進学する若者の数が減ることは間違いありません。
あわせて、大学側も入学者を増やすためにどのように魅力を訴求して学生にアピールするかが課題になります。
オープンキャンパスだけではなく、高校生や受験者がいつでも見られる場所として、大学側が情報発信の場を持っておくことが大切です。
また、動画は遠隔地の人にむけても大学の魅力を発信出来るチャンス。
今回は、大学全般の魅力から学科の魅力まで、上手に伝えているプロモーション映像事例をご紹介します。

 

 

目次

1)酪農学園大学 大学案内ムービー「動物たちの証言」

2)室蘭工業大学 大学案内本編(2018版)

3)東海大学 2020大学案内 [プロフェッショナルのつどい]熊本キャンパス 今井早希先生

4)花園大学 学校案内編

5)受験生向け法政大学案内ムービー

まとめ

 

 

1. 酪農学園大学 大学案内ムービー「動物たちの証言」



ユーモラスにあふれた酪農学園大学の大学案内ムービーです。
動画の主役は大学生、ではなく、牛。
自然あふれる構内をバックに、動物たちの口から大学の魅力が語られます。
ユニークな切り口だけではなく、伝える情報も興味ある学生の目を惹くものばかり。
付属動物医療センターの存在や、大学ブランドのハムやチーズなど、実践的な学びを得られる大学だとアピールしています。
各コースの詳細についても触れており、酪農学園大学とはどんな勉強が出来るのか?という学生の疑問に答えている動画です。

 

 

2. 室蘭工業大学 大学案内本編(2018版)

雄大な北海道の自然を背景に始まるのが、室蘭工業大学のプロモーションムービーです。
生徒と教授の距離が近い、フルラインナップで学べる大学。教授から、大学の魅力が語られます。
科学技術を学び、夢を実現していく。研究で未知の世界を拓きたい。技術で社会に貢献したい。
学びの場を未来につなげる学生たちに、ふさわしい場があると発信している動画です。

 

 

3. 東海大学 2020大学案内 [プロフェッショナルのつどい]熊本キャンパス 今井早希先生

東海大学の2020年大学案内のテーマは「つどい」。
全国のキャンパスから、さまざまな学びのプロフェッショナルである教授の姿を紹介しています。
入学すれば、誰よりも生徒に影響を与える立場である教授たちは、日々どんなことを考えているのか。
動画では、動物生理学を専門に研究する教授が登場。応用動物科学科とは、なにを学ぶ場所なのか。興味を喚起するメッセージを伝えています。

 

4. 花園大学 学校案内編

在学生の視点で大学や京都の町の魅力を紹介する学校案内です。
学生が、一日のなかで大学のどのような場所で過ごすのか、一人称の視点からみることができます。
食堂や図書館、まるでオープンキャンパスに訪れたような感覚に。
新体操や剣道などのサークル活動。日本の伝統を感じさせる茶道。
見た学生は、新しいキャンパスライフに胸を躍らせることでしょう。

 

 

5.受験生向け法政大学案内ムービー

学生の様子だけでなく、大学のキャンパスの様子やカリキュラムの内容、歴史までも幅広く丁寧に紹介している大学案内ムービーです。
大学案内冊子の動画版といってもよいでしょう。ナレーションと映像を挿入することで、冊子よりも興味をひかせることができます。
130年もの歴史がある学びの場でのキャンパスライフはどんな感じなのか。
複数のキャンパスをみることができ、大学生活をイメージするのに役立ちます。

 

 

 

まとめ

受験生にとって、どんなキャンパスなのかは一番気になるポイント。
そのため、動画でキャンパスを舞台にすることは必須と言ってもいいでしょう。
そこにどんな情報を載せるかで、ほか大学との差別化が図れます。
総合大学ならば、ひとつ一つの学科を丁寧に紹介するために、複数の短い動画を作成すれば効率的な発信ができます。
専門の単科大学のばあいは、その大学の特徴をぎゅっと凝縮すれば確実に興味のある対象者に届けることが可能に。
また、勉学以外にサークル活動も学生の気になるポイントです。
動画内に在学生が登場すれば、それだけで大学の雰囲気を伝えることができます。
冊子にはない動きを見せられるからこそ、素がうつるのが動画です。切り口や魅せ方を工夫することで、より大学の特色を反映した動画になるでしょう。