新たな会社のイメージを作りだす記憶に残るブランドムービー

会社のイメージを創り出すブランドムービーでは、未来への企業精神や、普段は知られていない事業など、企業が重視する本質を伝えることができます。
今回は、印象的なフレーズや映像から、見る人の記憶に残るブランドムービーをご紹介します。

 

目次

1)KDDIブランドメッセージ

2)NAKANOブランドムービー

3)リンナイブランドムービー

4)ITK 岩田鉄工所ブランドムービー「ぼくらが“つくる”のは」

5)「上を向いて歩くあなたと。」【弥生株式会社ブランドムービー】

まとめ

 

 

1.KDDIブランドメッセージ

KDDIのブランドメッセージは、通信業者という立場から、これからの「未来」について問いかけます。
誰が未来をつくるのか。未来はどこからはじまるのか。その答えは、今を生きる自分たち一人一人の中にある、だからKDDIはそれぞれを「つなぐ」のだと、メッセージに事業の社会的価値を込めています。
ビジネスをアイディアをライフスタイルを、様々な技術でつなぎ変革を起こしていく姿が、人々の笑顔と共に映し出されます。
通信というビジネスが、より豊かでより面白い未来をつくっていく。企業の価値を伝えているブランドメッセージといえます。

 

 

2.NAKANOブランドムービー

シャンプーやリンス、トリートメントなど頭髪化粧品を製造する中野製薬のブランドムービーでは、商品を扱う「美容師」とさらにその先にいる「お客さん」が主役です。
美は特別なものでなく、すべての人の毎日のそばにある。
そのメッセージから、同社が美容を追求し、それがかけがえのない日々の、かけがえのない美につながっていることが伝わってきます。
製造する商品への誇り、それを扱うプロフェッショナルへの誇り、そして毎日を生きる人々への尊重という、企業が一貫した大切にしているものがなにかが強く伝わってくるブランドムービーです。

 

 

3.リンナイブランドムービー

やわらかなピアノの音とともに始まるのは、世界中にやわらかで温かな暮らしを届けるリンナイのブランドムービーです。ガスコンロやキッチン、バスルームなど時代と共に様変わりする生活スタイルに合わせて、同社は快適に扱える暖房器具や給湯器を作り続けてきました。
動画では、自然にも配慮し、豊かな生活を支え続ける企業精神が伝わってきます。家族で囲む食卓や、一人でゆっくりとくつろぐリビング。映し出される人々の笑顔に、暮らしになくてはならないと感じさせてくれるブランドムービーです。

 

 

4.ITK 岩田鉄工所ブランドムービー「ぼくらが“つくる”のは」

岩田鉄工所のブランドムービーは、会社の創業時代からはじまります。たった4坪の土間に中古の機会からミシンや扇風機の部品を作り始めたのが同社のスタート地点。
それから時代は変わり、創り出す商品は変わっても企業が大事にする精神は変わりません。
多種多様な設備を積極的に導入し、産業機械部品や医療機器、航空関連宇宙部品など、幅広い分野へと対応します。
「可能性は無限」という力強いメッセージを、自らが挑戦し続けてきた実績が証明しています。
「ぼくらが作るのは未来だ」という最後のセリフに、モノづくりにかける情熱とプライドを感じさせてくれるブランドムービーです。

 

 

5.「上を向いて歩くあなたと。」【弥生株式会社ブランドムービー】

会計ソフトを提供する弥生株式会社は、主軸である会計ソフト以外の事業をブランドムービーでアピールしています。
独立を夢見る人、お店の成長を夢見る人、100年先まで継がれる会社を夢見る人。同社がサポートするスモールビジネスの人々を例に、起業や開業支援、業務支援といった事業のあらゆるステップへの関わりを紹介。
「上を向いていくあなたと。」のメッセージに、経営者の傍らで支え続ける存在でありたいという意思が伝わってきます。

 

 

 

まとめ

KDDIやリンナイのように、事業がどのように人々の暮らしにかかわっているのかを映像で写すことは、その企業の社会的価値を見る人に感じさせてくれます。また、企業が作り出したい未来像を描くことで、挑戦や成長といったわくわく感が伝わります。
また、NAKANOのように商品の先にいる人々にスポットを当て、尊敬の念を込めたメッセージを発信することは、ブランドへの信頼感を高めます。
メッセージの切り出し方により、ブランドムービーはより企業へのプラスのイメージを創り出してくれるでしょう。