観るだけで楽しめる機内安全ビデオって?航空会社の機内安全ビデオ

機内安全ビデオといえば、ひと昔前は「シートベルトの着用」「荷物の置き場」などが単調に説明されていました。
昨今では、さまざまな工夫を凝らした機内安全ビデオが登場しています。
ここでは、アイテムを活用したり、ストーリーを変えることで、観ているだけで旅への期待が膨らむ機内安全ビデオを紹介します。

目次

1)すべてのお客さまの安心のために

2)【手話通訳・字幕付き】機内安全ビデオ

3)ニュージーランド航空機内安全ビデオ「マオリの神話」編

4)ANA 機内安全ビデオ Flight safety video 歌舞伎/かぶき Kabuki

5)Air Tahiti Nui Safety Video (エアタヒチヌイ 機内安全ビデオ) 

まとめ

 

 

1.すべてのお客さまの安心のために

JALの機内安全ビデオです。折り紙を活用したアニメーションが目を惹きます。
冒頭からインパクトを与えることで、「視る」という行為に集中させることが期待できます。
また、動画では日本語と英語の両方を表記。
さまざまな旅行客への配慮といえるでしょう。

 

 

2.【手話通訳・字幕付き】機内安全ビデオ

JALによる、手話通訳と字幕付きの機内安全ビデオです。
冒頭では、手話通訳がビデオの内容について説明します。
アニメーションと併用し、機内でのシートベルト着用や離陸前の荷物の置き場について解説。
字幕も漢字にフリガナが振られており、幅広い年齢に対応しています。
また、緊急時の対応について、「やってはいけないこと」を説明するだけではなく、「やってしまったらどうなるか」まで可視化しています。
搭乗時に、乗客の安全意識を高める気風がされている機内安全ビデオです。

 

 

3.ニュージーランド航空機内安全ビデオ「マオリの神話」編

ニュージーランド航空の機内安全ビデオは、空の搭乗時の安全ルールについて伝えるだけではなく、ニュージーランドの文化を伝える役割を果たしています。
ビデオに登場するのは、ニュージーランドの先住民・マオリ族に伝わる神話の主人公。
子孫から借りている地球の自然を守るため、世界各国の守護神に空飛ぶ船で会いに行くというユニークな設定です。
見飽きてしまっている機内安全ビデオも、別のストーリーが組み込まれれば、飽きずに見てしまうという効果を狙っています。
機内安全ビデオをみながら、ニュージーランドの美しい自然も楽しめる動画となっています。

 

 

4.ANA 機内安全ビデオ Flight safety video 歌舞伎/かぶき Kabuki

ANAの機内安全ビデオは、日本の「歌舞伎」を活用。
歌舞伎役者の起用だけではなく、小物の使い方も目を惹きます。
江戸時代風の絵画のアニメーションも効果的です。
機内ビデオを鑑賞する間、日本文化を味わうことができる機内安全ビデオです。

 

5.Air Tahiti Nui Safety Video (エアタヒチヌイ 機内安全ビデオ) 

タヒチの美しさを伝える機内安全ビデオです。
動画では、飛行機ではなく、海を行く船に乗って搭乗時のルールを説明。
エメラルドグリーンの美しさや、タヒチのアクティビティを見ることができます。
朝のヨガやビーチで過ごすひと時、旅への期待が膨らむ機内安全ビデオといえます。

 

 

 

まとめ

機内安全ビデオは、航空会社の姿勢を表すツールにもなっています。
単純に搭乗時の安全とルールを説明するだけではなく、機内安全ビデオの構成を工夫することで、航空会社が何を大切にしているのかを伝えることができます。
エアタヒチヌイでは、タヒチの美しさを伝えています。
エアニュージーランドは、国の文化を伝えるとともに、環境や資源を大切にするという航空会社の姿勢をアピールしています。
また、折り紙や歌舞伎のように、文化に関連するアイテムを活用することで、機内安全ビデオを見る時間を楽しいものに変えることができるでしょう。