生活する上で必要な家電。手頃な価格のものから高機能で高額なものまでたくさんの家電があり、次々と新しいモデルが誕生しています。
様々なメーカーから製品が販売され、家電を購入する上で、事前に商品の機能を知っておきたいのが消費者心理ですよね。
また、家電には家事をサポートする役目の製品もあり、特に専業主婦の方などの目線で製品を企画し、プロモーションすることも大切です。
ここでは「家電を使うことでこんなに素敵な生活が送れる」というメッセージ性のあるCMをご紹介します。
目次
東芝 冷蔵庫VEGETA
日立 クリーナー
パナソニック 家電シェア
三菱電機 霧ヶ峰Style
ソニー ハンディカム 4K
まとめ
毎日つみたてのおいしさを
東芝 冷蔵庫VEGETA
八百屋さんで野菜を買うところからCMがスタートします。家に帰ってきて野菜を冷蔵庫にしまいますが、そのまま野菜室に野菜を入れていきます。冷蔵庫のもつ新しい技術をわかりやすく紹介しています。「毎日つみたてのおいしさを」というナレーションと共にみずみずしい野菜の映像が流れます。そのほかの機能もわかりやすく実際の映像を交えながら簡単に紹介することで鮮度をしっかりキープしてくれる印象を与えています。
場所に合わせてお掃除
日立 クリーナー
お掃除は家事の中でもあまり好きな人が多くない分野です。掃除機は便利ですが重かったり小回りがきかなくてイライラすることも。このCMでは床や階段、高い場所、ソファーなど様々な場所に合わせてアタッチメントを付け替えて掃除をしています。その度「楽々〜!」と掃除機での掃除が楽になることをアピールしています。一つの掃除機でいくつもの場所を掃除できるというコンセプトを最後にしっかり伝えることで購買意欲を高めています。アタッチメントの多さは男性にもこの掃除機を使いたくなるのではないでしょうか?
家事を家電とシェアする
パナソニック 家電シェア
こちらは特定の家電のCMではありませんが、家中にある家電と家事をシェアするというコンセプトで自社の家電をいくつか映像の中で紹介しています。忙しい共働きの家族がそれぞれの担当の家事をしていますが、仕事先からスマホで遠隔操作して洗濯機や掃除機を動かしたりしています。「家事を家電とシェアする」という新しい暮らし方を提案することでこのメーカーの家電で揃えたいと思わせるCMになっています。最後の方で子供と遊ぶ余裕があるシーンをいれることでこの家電を使うとゆとりある生活ができるという印象をもたらしています。
まさに「つい欲しくなる」
三菱電機 霧ヶ峰Style
このCMは商品の説明もなく、セリフも字幕で展開されます。友人の家に遊びに行って「素敵なオブジェ」と思ったものが実はエアコン。その人が家に帰ると同じエアコンの色違いが部屋にあり、その友人がまたそれを見て…という繰り返しのCMなのですが、友人の家に行って良さそうな家電などがあると自分も買ってしまうことってありますよね?まさにその消費者心理をついたCMです。このCMを見ているうちに自分もこのエアコンが欲しくなってくるのが不思議ですね。
テンポよく場面が変わり、常に各シーンの真ん中にこのエアコンがあるのが印象的です。
タイトルにもあるように「つい欲しくなる」CMになっています。
今しかない君を4Kで残したい
ソニー ハンディカム4K
子供の映像を残したい。できれば綺麗に撮りたい。というのは親なら誰しも思うものですよね。4Kというのが綺麗なのは知っているけれど、ビデオカメラは高額だし…と悩む人も多いのではないでしょうか?そこでこのCMでは実際に小さなお子さんを持つ家族が撮るであろうシーンを実際に4Kカメラで撮って、それを見るというストーリーで紹介しています。
子供のツヤツヤした肌やキラキラした目だけでなく、バースデーケーキを前にした暗いところでのシーンもバッチリ撮れることを紹介しています。「センサーが違うから美しくくっきり」というナレーションもこの商品を選ぶ決め手になりそうですね。
まとめ
機能や使い方を説明したCMよりも最近では「生活を丸ごと提案する」CMが多く見られます。消費者心理としては実際にその家電を使うことでどんな生活ができるのか、どんな風に家事が楽になるのかをイメージさせてくれる映像が印象に残りやすいのでしょう。特に女性は働きながら家事・育児もこなす方が多くなってきているので、快適かつ簡単に操作できて生活がおしゃれになる家電を探している傾向があります。女性は機能を細かく説明されるよりもそれを使うとこんな風に快適になるというのを映像などで見た方が理解しやすいのでCMはまさに良いアピール方法になります。