展示会ティザー動画の作り方|15秒で来場する理由を作る

1. この記事の要点

展示会ティザー動画は「認知」ではなく「来場予約(アポ)を増やす」ための動画です。
正解は長い説明ではなく、15秒で「誰に」「何が得られるか」「どこで見られるか」を伝え、来場する理由を一つ作ること。
構成は「課題→約束→証拠→当日だけの価値→CTA」の順にし、無音でも伝わるテロップと強いサムネ(冒頭3秒)で止めます。
公開後はメール・広告・SNS・営業の導線に合わせて複数バージョン(15秒/6秒/縦型)を用意し、訴求をABテストして予約率で評価します。

 

2. 展示会ティザー動画の役割は「来場の理由づくり」

展示会前は情報が溢れているので、ティザーの役割は「全部説明する」ではなく「来場したくなる一言」を作ることです。
見てもらう時間は短く、興味があれば詳細はLPや資料に誘導します。

  • ゴール:来場予約、ブース訪問、商談化
  • 避けたい罠:会社紹介の焼き直し、製品説明の詰め込み
  • 勝ち筋:当日しか得られない価値を1つ提示して、予約へ

 

3. 企画の出発点:誰に来てほしいかを1人に絞る

ティザーは短尺なので、対象が広いほど刺さりません。
「役職・業種・課題」で一つに絞るほど強いです。

3-1. 対象の決め方(例)

  • 製造業の品質担当で、検査工数を減らしたい人
  • SaaSの情シスで、導入定着に悩んでいる人
  • 営業責任者で、提案資料の説得力を上げたい人

3-2. 来場価値は「当日限定」に寄せる

  • デモ体験ができる(触れる、比較できる)
  • 成功事例の裏側を聞ける(導入の判断基準)
  • 課題相談の枠がある(その場で診断)

 

4. 15秒の台本テンプレ(基本形)

15秒は「1つだけ伝える尺」です。
下記の型を崩さないと、来場理由が伝わりやすいです。

4-1. 15秒の構成(課題→約束→証拠→当日価値→CTA)

  1. 0〜3秒:課題提示(視聴者の悩みを一言)
  2. 3〜7秒:約束(解決できることを一言)
  3. 7〜10秒:証拠(数字・実績・導入社数など)
  4. 10〜13秒:当日価値(展示会でできること)
  5. 13〜15秒:CTA(予約・ブース番号・QR)

4-2. 台本例(文章テンプレ)

  • 課題:検査や入力に時間、取られていませんか?
  • 約束:現場の手戻りを減らす仕組みを、15分で体験できます。
  • 証拠:導入○○社、工数△△%削減の事例あり。
  • 当日価値:展示会では実機デモと課題診断を実施。
  • CTA:来場予約はこちら(QR)/ブース番号○○

 

5. クリエイティブの要点:冒頭3秒と無音設計

SNSやWeb広告では無音視聴が多いです。
音に頼らず、目で理解できる作りにします。

5-1. 冒頭3秒で止める工夫

  • 最初の1行で課題を言い切る
  • 強い画(人の動き、現場、デモの一瞬)を入れる
  • 文字は大きく短く、1画面1メッセージ

5-2. テロップの原則

  • 数字と固有名詞は必ず画面に出す
  • 1行は短く、2行まで
  • CTAは最後に固定し、QRは見切れない位置に

5-3. サムネ(静止画)もティザーの一部

  • サムネは「課題」か「当日価値」を一言で
  • ブース番号が重要なら、サムネにも入れる
  • テロップと同じトーンで統一(ブランド感)

 

6. 用途別の作り分け(15秒だけで終わらせない)

同じ内容でも配信面によって最適尺が違います。
最初から作り分け前提にすると効率が上がります。

6-1. 最低限の3本セット

  • 15秒:基本(Web/SNS/メールに万能)
  • 6秒:超短尺(広告用、リマインド用)
  • 縦型15秒:リール/ショート用

6-2. 訴求の切り替え(ABテストの軸)

  • 課題軸:工数削減、ミス削減、属人化解消など
  • 価値軸:デモ体験、無料診断、比較資料など
  • 証拠軸:導入社数、削減率、受賞、第三者評価など

 

7. 配信導線の設計:動画単体で完結させない

ティザーは入口です。
来場予約までの導線を先に作ると、動画の効果が最大化します。

7-1. 基本導線(おすすめ)

  • SNS/広告/メール → 予約LP(来場メリット・枠・地図) → 予約完了
  • 予約後 → リマインドメール(ブース番号・当日持ち物)

7-2. 予約LPで最低限入れる項目

  • 来場で得られるもの(当日価値)
  • ブース番号・会場マップ
  • デモ内容・相談枠(所要時間)
  • 事例・実績(短く)

 

8. 現場運用:当日まで含めて“ティザー”

当日はティザーで言った価値を回収する必要があります。
ブース体験が弱いと次回の予約が伸びません。

  • ティザーで訴求したデモを必ず用意する
  • 予約者向けに「優先デモ枠」を作る
  • ブース内に短尺サイネージ(無音)を置いて補強する

 

9. 効果測定:見る指標は「予約」と「商談」

再生数は参考値です。
展示会は行動指標で評価します。

  • 予約率(LP到達→予約完了)
  • 来場率(予約→当日来場)
  • 商談化率(来場→商談)
  • 動画別のCPA(広告の場合)

UTMで動画別に分け、どの訴求が予約に効いたかを特定します。

 

 

10. よくあるNGと改善

  • NG:製品説明を詰め込み、15秒で伝わらない → 改善:課題と当日価値に絞る
  • NG:会社紹介の延長で来場理由がない → 改善:当日限定の体験を1つ提示
  • NG:CTAが弱い、予約導線がない → 改善:予約LPとセットで設計
  • NG:無音だと意味が通らない → 改善:要点テロップと数字を画面に

 

11. チェックリスト(これだけ確認)

  • ターゲットを1人に絞れている
  • 当日価値が1つ明確に言える
  • 15秒の構成(課題→約束→証拠→当日価値→CTA)になっている
  • 無音でも理解できる
  • 予約LPと導線が用意できている
  • 15秒/6秒/縦型の3本が用意できる

 

12. FAQ

12-1. 15秒で本当に伝わりますか?

全部は伝わりません。
ティザーは「来場する理由を一つ作る」のが目的です。
詳細はLPや資料、当日のデモで回収します。

12-2. 予約が取れない場合、何を変えるべきですか?

まずは当日価値(デモ・診断・比較資料)の見せ方を変えます。
次に課題の切り口(工数削減/ミス削減など)を変え、最後に証拠(数値・事例)を追加します。

 

13. CTA(次のアクション)

  • 展示会ティザー動画の企画設計(15秒台本、当日価値の設計)
  • 15秒/6秒/縦型のセット制作(配信面に合わせた最適化)
  • 予約LPと導線設計(UTM、ABテスト、リマインド)