プロモーション動画なのに、まるでドラマのようなストーリー展開で、プロモーション内容を印象付ける動画広告が増えています。
もちろん、プロモーション内容を把握できる動画になっているので、ドラマを見るように引き込まれて見ているうちに、プロモーション内容を把握してしまったというケースが多いです。
今回は、人気のドラマチックなプロモーション動画を5つご紹介します。
○東京ガス CM 家族の絆・お弁当メール篇
家族の絆は、毎日の食事から生まれるものですね。
中でも、お子さんのお弁当作りは親子の絆を築くためにも重要な存在です。
学生の頃、お母さんに作ってもらったお弁当の味を、ふと思い出すことがありませんか?
そこには必ず、親子の固い絆があるはずです。
動画では、あまり会話を交わすことない母親と息子が登場し、毎日のお弁当をコミュニケーションツールとして活用する姿がドラマティックに描かれています。
思春期の息子の様子を見守りながら、メールでメッセージを送るように作られた母からの毎日のお弁当で、親子の絆を深めていく様子が美しく表現されており、泣けるプロモーション動画になっています。
○明光義塾 合格ドキュメンタリームービー「ありがとう」フルバージョン
誰もが経験する受験をテーマに、ヒューマンドラマを描いた明光義塾の感動ムービーが話題です。
受験合格までの道のりをドキュメンタリーにまとめた動画で、そこに明光義塾の講師のひたむきさや生徒との固い絆が育まれていくことなどが盛り込まれている点が見どころです。
再生回数は80万回を超えて、3分を超える映像なので少し長めですが、ストーリー展開に引き込まれて最後まで見てしまうのが、やっぱりすごいプロモーション動画です。
ストーリー展開をしっかり作り上げることで感動を呼び、観覧者に印象を残すことで効果を上げているプロモーション動画が増えています。
○ダヴ リアルビューティー スケッチ
ダヴ リアルビューティー スケッチは、日本だけではなく世界で有名な人気プロモーション動画の一つです。
ほとんどの女性は、自分の顔を見にくく捉えている傾向を前提に、自分の美しさにもっと自信を持ってほしいというコンセプトから生まれたストーリー展開になっています。
わずか3分間の動画の中で、無駄なくストーリーがまとめられており、コンセプトメッセージが響く展開になっているのが見どころです。
自分の顔に対する主観と客観が、このストーリー展開でよくわかり、女性の多くが自分の顔にコンプレックスを持っていることが理解できる動画です。
動画の最後に出てくる「You are more beautiful than you think(あなたはあなたが思っている以上に美しい)」のメッセージが妙に響き、心を動かされる動画に仕上がっています。
○『千葉次郎の挑戦』 Supported by TOSANDO music
TOSANDO musicは、岩手県で音楽教室や書店を展開している会社で、そのキャンペーン動画の「千葉次郎の挑戦」が話題になっています。
全体で4分45秒とキャンペーン動画としては長めですが、話し声やナレーションが入るのは最初のシーンだけで、その後は字幕によるナレーションだけになる点がとても魅力的です。
息子の結婚式のために、初めての楽器演奏にチャレンジした千葉次郎さんは、結婚式の披露宴でサプライズとしてサックス演奏を披露します。
お祝いのメッセージではなく、「家族になろうよ」の名曲を演奏することで祝福する父親のチャレンジが感動的です。
音楽は言葉を超えるというコピーが途中で表示され、さらに音楽の素晴らしさが響いてきます。
ほぼドラマといってもいいほどのクオリティで再生回数も30万回を超えています。
○MOM’S 1ST BIRTHDAY ママも1歳、おめでとう。 | パンパース公式
世界を羽ばたくスキンケアブランドのSK-IIの新キャンペーン動画です。
ママの子育て生活を応援するためにパンパースが制作したプロモーション動画が感動作だ!と話題です。
赤ちゃんの1歳の誕生日は、ママの1歳の誕生日でもあるという捉え方から生まれたストーリーで、最初のシーンでは初めての子育てに不安を抱えるママの様子が描かれています。
それを見ながら、言葉にできない感謝を抱くパパの様子も印象的です。
赤ちゃんの1歳を迎えたラストシーンでは、パパが病院の外でサプライズのケーキを用意しており、一本だけ立てられたロウソクには、パパからママに対しての感謝と祝福が込められていることも表現されています。
まとめ
ドラマ性があり、なおかつ涙も笑いもある感動動画は、心が動いた分、その人の心の中に残るものです。
インパクトがある内容や分かりやすい内容で惹きつけるプロモーション動画が沢山ありますが、ドラマ性で感動を呼ぶことで惹きつけるプロモーション動画も成果につながりやすいです。