近年、消費者の買い物の場所は多様化しました。実店舗からネットショッピングへ。
それでも、百貨店には目で体験できる華やかさと、独特の空間が広がっています。
今回は、そんな百貨店ならではの価値をユーザーに訴えかけるプロモーション映像をご紹介します。
目次
1.【西武・そごう】わたしは、私。樹木希林さんスペシャルムービー
2.【大丸梅田店×アカネキカク】スペシャルムービー
3. 【公式】ISETAN-TAN-TAN PV
4. 日本橋高島屋S.C. グランドオープニングムービー
5. 【公式】新しい日本橋三越本店のイメージ動画『HEART BEAT MITSUKOSHI』
まとめ
1. 【西武・そごう】わたしは、私。樹木希林さんスペシャルムービー
女優の樹木希林さんを起用した西武・そごうのスペシャルムービーは、女性たちへの応援メッセージが込められています。
「今年、あなたはひとつ歳を取る。」
だれにとっても、老いは避けられないもの。そして、年齢が自分を縛ってしまう。
年相応とか、みっともないとか。周りの言葉に流されない。美を、おしゃれを楽しもうという前向きなメッセージを、最後の「年齢を脱ぐ。冒険を着る。」というキャッチコピーで表しています。
2. 【大丸梅田店×アカネキカク】スペシャルムービー
「バブリーダンス」として7000万回の再生数を記録した大阪府立登美丘高校。
その振付を担当したアカネキカクとコラボした大丸梅田店のスペシャルムービーには、またもや目を引くダンスが登場します。
下着姿で、大丸梅田店の入り口をくぐる女性。
ヘアメイクに、流行りの服に身を包んだら、次はお買い物。
両手に紙袋をぶら下げて、軽快なステップを踏むその姿は、まるでショッピングの楽しさを表しているようです。
3. 【公式】ISETAN-TAN-TAN PV
矢野顕子氏が作詞・作曲を手掛けた伊勢丹オフィシャルソングにのせて、Perfumeの振り付けで知られるMikiko氏による演出で送る伊勢丹のプロモーション動画。
注目すべきは、登場するキャストはすべて伊勢丹スタッフという点です。
日本だけでなく、世界各国の伊勢丹スタッフダンサー総勢約500名が躍る大作。
伊勢丹を舞台に、軽快なリズムと優しい歌声で踊るスタッフの面々は、笑顔であふれています。
「お金があってもなくても、買ってあげたい人がいる」
百貨店で体験する、日常のなかの非日常。わくわくがつまったムービーです。
4. 日本橋高島屋S.C. グランドオープニングムービー
グランドオープンを迎えた日本高島屋によるスペシャルムービー。
百貨店の舞台である日本橋を表現するのは、なんとミニチュアの世界。ミニチュア写真家の田中達也氏と、CG作家の森江康太氏による映像化です。
はじまりは、高島屋を象徴するピンクのバラから。
包装紙でラッピングされた建物が、グランドオープン前の高島屋だとピンときます。
櫛とかんざしで表現した川をわたる橋。
お寿司やサンドイッチの建物たち。歯ブラシの街頭や、がま口の地下鉄出口。
短いシーンに、細部までこだわったクリエイティビティがちりばめられています。
そして、咲き誇る満開の桜ならぬバラの花。風に舞い散るピンクの花びらを、下から楽しむ人々。バスケットいっぱいに、ピクニックの楽しさを詰め込んで。
独特の表現手法で、春の訪れとグランドオープンの華々しさを表現している動画です。
5.【公式】新しい日本橋三越本店のイメージ動画『HEART BEAT MITSUKOSHI』
おなじく日本橋に拠点を構える三越。
イメージ動画は、日本の伝統の美を随所に取り入れています。
整然と一糸乱れぬ姿で並んだ百貨店のスタッフ。挿入される江戸文化の絵は、長年続いてきた日本橋の姿をあらわしています。
一人一人のスタッフの、接客と提供する商品へのこだわり。
「世界をときめかせる、もてなしの技」のキャッチコピーには、日本国内だけではなく、世界中から訪れる観光客へのアピールも込められています。
まとめ
百貨店が、お客様に提供できる価値はなにか。
それは、商品を購入するだけではありません。
好きな自分になるために、服を選ぶこと。
大切な人を思い浮かべて、プレゼントを選んでいる時間。
きらびやかなショーケースに並んだ品々を、見つめているだけでわくわくする体験。
品質にこだわりぬいた伝統ある品々たち。
百貨店を訪問したからこそ、味わえる感動や経験がある。
そうした人の心を動かす喜びや楽しさを、踊りや歌、言葉で表現するスペシャルムービーが、お客様の目に留まります。