東北地方の地域プロモーション映像事例5選

地域のプロモーション映像。今回ご紹介するのは、東北地方のPR動画です。
移住者の増加や、県外・市外からの観光客の誘致。地元をの良さを切り取った動画は、見る人にとって「いつかあの場所に行きたい」と思わせてくれます。
各地域の特色を活かし、正統派からユニークな手法まで、地方の魅力を存分に伝える映像をあつめました。

 

 

目次

1. 【青森県】「ずるい街、青森県」

2. 【青森県弘前市】「魔法が使えるかもしれない街 弘前~HIROSAKI~」

3. 【青森県五所川原市】「五所川原は突然に」

4. 【福島県】The three stories~ふくしま移住 3つのストーリー~

5. 【宮城県】やっぱり東北が好き 宮城観光

まとめ

 

 

1. 【青森県】「ずるい街、青森県」

「地方」という言葉に、「田舎の風景」をイメージする人も多いのではないでしょうか。
行ったこともない場所の、意外な一面を発見すると、人は興味をそそられるものです。
その地方の一般的なイメージを利用した動画がこちら。
姉のことを語る時の妹の劣等感。田舎に暮らす少女の都会への憧れを対比させているようですが、両方とも青森県のことについて語ったもの。
都会でもあり、田舎でもある、両方の良さをあわせ持った地方都市をアピールする動画となっています。

 

 

2. 【青森県弘前市】「魔法が使えるかもしれない街 弘前~HIROSAKI~」

アニメや漫画の舞台となった地方が活気づく例は、最近よく見かけるPR手法です。
青森県弘前市もその一つ。「ふらいんぐうぃっち」という弘前市が舞台となった漫画とコラボし、弘前市の魅力を映し出す動画を作成しました。
登場するオシャレな洋館や、歴史的な五重塔。漫画内に登場する、弘前市の観光ポイントがいくつも挿入されています。
マンガファンにとっては、原作のシーンと合わせて楽しめる動画です。

 

 

3. 【青森県五所川原市】移住ミステリードラマ「五所川原は突然に」

高齢化と人口減少に悩む日本。過疎化を防ぐため、移住促進の宣伝に励む地方は数多くあります。
青森県五所川原市もその一つ。地元の食材や美しい景色を映し出すのではなく、この動画の切り口は「ミステリー」。
青森県五所川原にタイムリープしてしまった若者が、地元の方言や名産品に触れていく姿は、「見慣れないモノ」に触れる驚きと楽しさが隠されています。
単純な地元紹介ドラマかと思えば、最後に登場する大きな謎。
全5話に渡るミステリー移住ドラマ。はたして、主人公はいったいどうなってしまうのか?
五所川原の地域情報を学びつつ、思わず続きを見ずにはいられない動画です。

 

 

4. 【福島県】The three stories~ふくしま移住 3つのストーリー~

都会を離れ、地方に移住する。そこに住まう人々や暮らしが気になるポイントです。
どんな仕事があるのか、家や子どもの学校。知りたいことはリアルな情報。
そんな移住希望者の要望に応えるような動画を作成したのは、福島県。
福島に移住した3人に焦点をあて、自分らしいライフスタイルをテーマに日々の暮らしを紹介しています。
自分の生まれ育った場所に、新たな技術と一緒に戻る。
地元の大地で採れた恵みの味に感動して、その地に住むことを決める。
人を育てることに関わりたいと、南相馬に移り住んだエンジニア。
インタビュー形式で語られた移住した人々の語り口と、「自分の幸せ」を感じる横顔で、移住の魅力を映し出す動画に仕上がっています。

 

 

5. 【宮城県】やっぱり東北が好き 宮城観光

ドラマ仕立ての観光プロモーション動画。舞台は宮城。主人公はバスガイドという設定。
ドラマ内では、実際に存在する「仙台空港・松島・平泉線」路線を利用しています。
春・夏・秋・冬と、四季折々の美しい宮城の景色。
空撮で一面に広がるピンク色の桜や、燃え上がるような紅葉。
海からとれる新鮮な海鮮類など、美味しそうな食べ物も見どころです。
そして、あの震災を経験した大人たちから語られる宮城。
地元で育った元気な女性の笑顔から、「この場所が大好き」という気持ちが伝わってくる動画です。

 

 

 

まとめ

地域による特色の強さは、日本文化の持つ魅力の一つです。同じ海でも、青森の海と宮城の海では、その表情を変えます。
そこにしかない景色の美しさ。そこだからこそ味わえる食材の美味しさ。その地に住まう人々が、長年守り続けた文化と生活が地方にはあります。
「行かなければわからない」そんな時代から、動画を利用することで、遠くの人にまで届けられるリアルな地域の魅力。
地域への愛を盛り込むことが、より強く見る人を惹きつけるものになるでしょう。