高校選びは、青春時代の3年間の過ごし方を決める大事なタイミングです。
充実した高校生活を送るには、偏差値だけで決めるのは一昔前の考え方。
学校の雰囲気・教育方針・授業の内容など、本人が「ここに通いたい」と思える学校を選ぶことが大切といわれています。
また、生徒だけでなく、保護者が見ても「安心出来る学校」のイメージを伝えることが重要です。
そのため、学校の沿革を紹介するだけや、堅苦しいイメージの映像では、学校の持つ「良さ」を伝えきることができません。
ここでは、生徒の意欲や興味を沸き立たせる、魅力のある高校のプロモーション映像事例をご紹介します。
目次
1. 習志野高校吹奏楽部「レッツゴー習志野 Official Music Video」
2. 城南学園- 城南学園高等学校生の日常
3. 大阪成蹊女子高等学校 学校紹介ムービー
4. Apple Distinguished School認定記念動画[近畿大学附属高校]
5. 神戸常盤女子「ワタシがかわると未来がかわる」
まとめ
1. 習志野高校吹奏楽部「レッツゴー習志野 Official Music Video」
千葉県の私立習志野高校。2017年に創立60周年をむかえた歴史ある同高校は、全国制覇の経験もある野球部をはじめとする、スポーツの強豪校として有名です。
そのスポーツ部の活躍を支えるのは、迫力あるサウンドで全国一の称号をもつ習志野高校吹奏楽部。
映像では、「美爆音(びばくおん)」と言われる迫力ある演奏をじっくりと味わうことができます。
吹奏楽部での活躍を志す中学生にとって、憧れの学校となることでしょう。
2. 城南学園- 城南学園高等学校生の日常
大阪に位置する城南学園。「自主自立」と「清和気品」を教育方針に掲げる女子校です。
女子校の場合、共学校とどんなところが違うのか、雰囲気を知りたいという方も多いですよね。
このプロモーション映像では、高校の日常を淡々と切り取っています。過剰な演出がない分、普段の生徒の過ごし方をうかがい知ることができます。
授業だけでなく、ランチのシーンなど一日の流れがわかります。飾り気ない生徒の表情や髪型で、「こんな人たちがいるんだ」とわかるのもポイントです。新しい環境で、友人が出来るか不安な生徒の気持ちに応えています。
城南学園は、特進看護系コースと、幼児教育・福祉コースを備えています。
こうした、普通科とは異なるスキルが学べるコースについて、授業の風景を映像で映し出すのは効果的です。入学希望者に、具体的なイメージを伝えることができます。
3. 大阪成蹊女子高等学校 学校紹介ムービー
朝のさわやかな登校風景からはじまるのは、大阪成蹊女子高等学校。
白いセーラー服と長目のスカートから、規律を重んじる校風を感じさせてくれます。
各コースの説明の中で、ナレーションや文章での解説の比率は多くありません。
しかし、たとえば「タブレットを活用したアクティブラーニング」について、実際の授業風景を見ることで、「こんなことをしているんだ」と理解することができます。
特色あるコースの説明を、各授業の映像を差し込むことで効果的に伝えています。
4. Apple Distinguished School認定記念動画[近畿大学附属高校]
近年、授業に最先端のテクノロジーを導入する学校が増えてきています。
近畿大学付属高校もその一つ。2013年4月に、生徒一人につき、一台のiPadを導入する取り組みを開始。
2016年11月には、Apple Distinguished Schoolの認定を受けました。
Apple Distinguished Schoolとは、テクノロジーを活用し、生徒たちが好奇心と意欲をもって取り組める環境作りに力を入れている教育機関のこと。
日本では、東京と大阪に合わせて5校がApple社より認定されています。
映像では、授業の中でどのようにiPadが取り入れられているかを紹介しています。
アナログとデジタルの良さを両方取り入れた、同学校の新しい取り組みを知ることが出来るでしょう。
5. 神戸常盤女子「ワタシがかわると未来がかわる」
神戸常盤女子高等学校では、映像の中でコース説明に力を入れています。
各コースの特色を知るだけでなく、神戸常盤大学との連携や特別推薦制度についても解説。
また、県内で唯一の家庭科コースの特色にも触れ、被服室や調理実習の様子など、生徒の興味を惹くポイントを紹介しています。
スポーツ系の部活を多く映していることから、部活動にも力を入れいていることがうかがえます。
生徒の感想を取り入れることで、よりリアルな雰囲気を伝えることが出来ると思います。
まとめ
多くの解説をはさまなくても、授業風景を映し出すだけで、特色を伝えられるのが映像の魅力です。
また、生徒の日常風景を切り取ることで、学校の雰囲気をイメージしやすくなります。
作成した映像は、学校紹介の場で活用するだけでなく、公式ホームページに載せることもできます。
一般に向けて公開することで、進学を検討している生徒や保護者にとってより参考になる情報を届けることが出来るでしょう。