地域のプロモーション映像では、「なにを」伝えるかが重要なポイントです。
まだ知らない人が多い地域であれば、まず興味を持ってもらえることが大切になります。
移住を考える人向けの映像は、新しい土地へ移り住む不安の答えを用意することも大切です。
その場所を訪れなくても、雄大な自然や食べ物のおいしさを視覚で伝えられるのが映像の魅力。
ここでは、北海道地方を魅力的にアピールしている映像事例をご紹介します。
目次
1. 北海道米プロモーション ver 2 倶知安・ニセコ・羊蹄山・田んぼ風景
2. 北海道陸別町PRショートムービー「りくべつ 夏」
3. フロンティア~平成の開拓者たち~ (津別町移住PR動画)
4. 北海道小樽・観光プロモーションムービー
5. 積丹町 移住PR動画「超・過疎化力」
6. nittanプロモーション動画
まとめ
1. 北海道米プロモーション ver 2 倶知安・ニセコ・羊蹄山・田んぼ風景
北海道米のおいしさを伝えるプロモーション映像では、あえて音声説明やBGMを入れずにお米の生育過程を美しい自然とともに映しています。
雄大な自然を背景に、青々と広がる水田。田植えから始まり、稲穂が実るまでの美しい北海道の風景を切り取っています。
やがて訪れる紅葉の季節。実りの秋。収穫された光り輝くお米は、人々の食卓へと届けられます。
声や文字の説明がなくても、お米の美味しさが伝わる映像です。
2. 北海道陸別町PRショートムービー「りくべつ 夏」
北海道陸別町は、日本一寒いと称される場所。人口2500人、小さな町の夏を伝える映像です。
手作りの食器を使ったほっとするカフェ。緑の中を駆け抜ける鉄道列車。北海道の白樺の森。
過疎化という、日本の地方が抱える問題を取り上げつつも、子どもたちの姿に町の未来を映し出しています。
2013年にミスiDでデビューした、文芸アイドルの西田藍さんを起用し、陸別町の人々との気取らない交流を映すことで、陸別町の和やかな雰囲気を伝えるショートームービーです。
3. フロンティア~平成の開拓者たち~ (津別町移住PR動画)
北海道津別町は、北海道オホーツク総合振興局管内の網走群にある小さな町。人口は約4800人。
高齢化が進み人口減少傾向にある町に、移住した人へスポットライトを当てます。
ある人は、自然と人との関係性に魅せられて移住を決意。またある人は、子どもとの生活のために新天地へ移り住みました。
夏と冬の温度差が60度、厳しい環境だからこそ作り出される美しい自然の中で生きる人々の声を届けます。
移住するときに気になる交通や町の人口、産業などの基本情報もわかりやすく伝えています。
4. 北海道小樽・観光プロモーションムービー
心地よい歌声と、レトロなステンドグラス。北海道小樽の観光プロモーション動画は、「人」をテーマに作られています。
「泊まる」「楽しむ」「買う」「食べる」
観光に欠かせないスポットを、映像と基本情報を掲載することで、コンパクトにまとめています。
5. 積丹町 移住PR動画「超・過疎化力」
北海道積丹(しゃこたん)町。明治にニシン漁で栄えたこの町は、ほかのいくつかの北海道の小さな町同様に、人口減少と過疎化という問題を抱えています。
その「過疎化」を逆手にとり、「少なさは贅沢」として積丹町の魅力をアピールしています。
都会では見ることのできない、青く美しい海。海からとれる恵み。海で遊び、山で遊び、自然と友達になる。
積丹町の文化や地名で構成されるラップ調のBGMも印象的な映像です。
6. nittanプロモーション動画
Nittanとは、北海道の胆振(いぶり)・日高(ひだか)の二つの地域の総称です。
胆振日高地域への観光促進のため、立ち上がった官民一体組織が「北海道新幹線×nittan地域戦略会議」。
この組織が作った、まったく新しいガイドブック「nittan Dictionary」をもとに、地域の魅力を伝えています。
ケーキの焼き上がりとともに、リスが訪れる「momo cafe」、短角牛を飼育する「高橋ファーム」、北海道ならではのあづまジンギスカンが購入出来る「市原精肉店」。
普通のガイドブックでは探せない、ディープな地域の魅力を発信していることがわかる映像です。
まとめ
北海道の移住をテーマとする映像でも、町や自治体によってできあがる映像は多種多様です。町の普段の表情を切り取ることで、その地域ならではの魅力をアピールすることができます。
観光をテーマにする場合は、観光客がその地域でやりたいことに注目して、映像の構成を考えることで、より興味を惹く映像に仕上がるでしょう。