食品メーカーのプロモーション映像

生活のなかで、毎日食べる食品。食品メーカーの名前で購入を決める人もいれば、イメージから選択する人もいます。
味だけでなく、食の安全性や明るいイメージは消費者行動にプラスに働きます。
ここでは、消費者の意欲を刺激したり、ポジティブな企業イメージにつながる食品メーカーのプロモーション映像をご紹介します。

 

 

目次

1)GO!ME. 進め、いけ。/ KAGOME

2)カロリーメイトCM|「考えつづける人」篇 60秒

3)smile.Glico「スキパニ スマイル」

4)お弁当にGood!®ムービー「世界一のランチ」篇 (ニチレイフーズ)

5)キッコーマン 「おいしい記憶」 フォトコンテスト篇 CM 30秒

まとめ

 

 

1. GO!ME. 進め、いけ。/ KAGOME

次世代を生きる若者を応援するカゴメのプロモーション動画には、最後のさいごまで食品が登場しません。
KAGOMEの文字をとり、「GO!ME」と名付けられたプロジェクトと連動した企画では、ダンサーや動画クリエイターといった若き才能が登場します。
背景にあるのは、やりたいことに向かって前進し続ける若者のエネルギーを応援するメッセージです。食事が、体をつくる。いい体があるから、いいパフォーマンスを行える。
「カラダスポンサー」としてのカゴメが、新しい時代へ送るエールに思わず見入ってしまいます。

 

 

2. カロリーメイトCM|「考えつづける人」篇 60秒

幻想的な砂漠の景色が織り交ざる、大塚製薬によるカロリーメイトのCMです。
手軽に栄養が補給出来るカロリーメイトのコンセプトは、「考え続ける人を応援する」こと。
それにふさわしく、動画ではサカナクションのボーカルである山口一郎氏が登場。
彼の思考する世界観を映像で表現することで、これまでのコミカルなカロリーメイトとは異なる消費者に訴求しています。

 

 

3. smile.Glico「スキパニ スマイル」

お菓子メーカーのグリコの、笑顔をテーマにしたキャンペーンのプロモーション動画です。
スキパニとは、笑顔の筋肉を向上させるための口の運動。
動画では、グリコの社員が軽快なリズムと明るい笑顔で踊ります。
本社に工場、グリコのお菓子売り場。あらゆるところで、笑顔の社員が登場します。
おもわず「スキパニ」と一緒に口と体を動かしたくなる愉快な動画です。
おいしさと健康を考え続けている江崎グリコ株式会社のイメージに沿った動画といえます。

 

 

4. お弁当にGood!®ムービー「世界一のランチ」篇 (ニチレイフーズ)

食品会社のニチレイフーズのプロモーション動画は、ちょっとした仕掛けが隠されています。
住宅街の一軒家に招待された女性。真っ白な空間に、置かれている食卓。運ばれてきたのは、小さなお弁当箱。
一口ひとくちを味わいながら、思い出すのはこれまでの日々。
女性の記憶に連動するように、真っ白な壁一面に、お弁当をつめる母親の姿とメッセージが映し出されます。
お弁当に込められているのは、つくる人の想いと愛情。
映像を通じて、製品のむこうにいる消費者に食品会社としての真摯な思いを届けています。
毎日のお弁当をつくる人も、食べる人も、双方の心に染み入る動画です。

 

 

5.キッコーマン 「おいしい記憶」 フォトコンテスト篇 CM 30秒

日本人の食卓に欠かせない醤油の味。その味は、「母の味」そのものです。
「もしもこの国にしょうゆがなかったら」ではじまるキッコーマンのCMのテーマは「おいしい記憶」。
テーマに沿った写真が次々と映し出されます。
写っているのは、みな笑顔の人々。醤油という日本の食文化が、おいしい食卓を支えていることがわかります。
ピクニックのお弁当、お母さんが食べさせてくれた離乳食、大好きないつものごはん。
食卓を囲む家族の笑顔から、幸せが伝わってくる動画です。

 

 

まとめ

「食」は、人の生活の基盤そのものです。そのうえに、健康や家族の笑顔が広がっています。
生きていくうえでの根幹になるからこそ、食品メーカーが伝えられるメッセージは多彩です。
カゴメのような、カラダを使った若い才能を応援するメッセージ。
グリコのような、お菓子の楽しみを思い出させるようなコミカルな動画。
切り出し方によって、企業のブランドイメージが変化します。
ニチレイフーズのように、商品そのものに焦点をあてなくても、企業のブランド精神を伝えることが可能です。
食品をとりまく人々の想いを想像すること。そして、消費者に届く形でメッセージを伝えることが、ブランドイメージの向上につながります。