「なんだか堅い」「地味な仕事」そんなイメージを持たれがちな公務員の採用では、一風変わったPR動画が目を引くこともあります。
また、演出だけでなく、何をどのように伝えるかも重要です。
今回は、さまざまな視点から既存の公務員のイメージを壊し、仕事の魅力を伝えている職員採用PR動画をご紹介します。
目次
1)【郡山市】職員採用PR動画(本編)~だから、おもしろい こおりやま~
2)仙台市職員募集PR動画「杜の都をつくる人。」―事務職編
3)横浜市役所|採用イントロダクションムービー「始動。」
4)【PR動画】北九州市職員募集
5)松江市職員採用専用サイト・イメージ動画「みんなの想いが奏でるリズム」
まとめ
1.【郡山市】職員採用PR動画(本編)~だから、おもしろい こおりやま~
既存のイメージを軸に、実際の公務員の仕事を紹介していくのが、郡山市の職員採用PR動画です。
ただ「おもしろい」と訴えるだけでなく、地方の状況、郡山市の経済的ポジション、課の種類や職場の風土など、短い時間ながら具体例を用いた職員の言葉が響きます。
「安定している公務員だからこそ、挑戦ができる」という一言に、仕事のおもしろさが凝縮されているといえるでしょう。
2.仙台市職員募集PR動画「杜の都をつくる人。」―事務職編
仙台市の職員採用PR動画では、「杜の都をつくる人。」というテーマでさまざまな職種の人を紹介しています。
事務職編では、冒頭から「海外向けプロモーション」の仕事内容を紹介。
普段イメージする「事務の仕事」とは一味違う、仕事の魅力が伝わってきます。
仙台が好き、仙台市の暮らしをよくしたい、仙台市の魅力を外に発信したい。そんな気持ちを持っている人に響く採用PR動画といえるでしょう。
3.横浜市役所|採用イントロダクションムービー「始動。」
横浜市役所の職員採用PR動画は、アニメーションを用いて、具体的な数字を活用しながら、公務員としての仕事の魅力・働きやすさ・キャリアプランを伝えています。
人口375万人という大都市を支えるのは、20職種・約4万人の職員です。
規模の大きさから、職域の広がりとやりがいが伝わってきます。
また、職員の満足度といった数字を用いながら、キャリアプランに触れている点も、長く働き続けたいと思う人にとって魅力に映ります。
4.【PR動画】北九州市職員募集
北九州市の職員採用PR動画では、映画のようなエフェクトを使用し、インパクトのあるオープニングとなっています。
海外に街の良さをPRする一般事務員、福祉や医療の相談事を担当する一般事務員、子どもと家庭の困りごとに寄り添う一般事務員。
このように「一般事務」といっても多数の仕事が存在することがわかります。
技術員、獣医師、保健師、保育士など、さまざまな職員が登場。
テンポよく進む内容に、公務員の仕事の多様さを実感できる動画です。
5.松江市職員採用専用サイト・イメージ動画「みんなの想いが奏でるリズム」
松江市の職員採用PR動画は「音」を使い、公務員の堅いイメージから一転、軽快な動画に仕上げています。
ハンコの音、屋上をブラシでこする音、さまざまな音の向こうに、松江市の暮らしを支える人々が見えます。
仕事を終えてから、自然に囲まれてキャンプを楽しむ姿も、松江市の魅力を象徴するようです。
軽快な音に誘われて、松江市で働く仕事に惹かれてしまう動画といえます。
まとめ
イメージの崩し方はさまざまです。
あえて、「堅い」「地味」というイメージと反対のテイストで編集を施せば、「思っていた公務員と違う」と注目を集めるきっかけになります。
ただ、奇抜な演出ばかりがイメージを崩す方法ではありません。
イメージとは、「いままで知らなかった一面」を知ることで崩れていきます。
そのため、公務員の人数やその仕事の種類、キャリアの広がりなど、一般の人々には知られていない公務員のやりがいを伝えることが、魅力を伝えることにつながるでしょう。