需要が高まっていく半導体。動画を効果的に活用している事例。

近年、半導体の需要が上昇しているといわれます。
スマホや自動車など、生活のありとあらゆる場所に関係している半導体ですが、その役割を知らない人も少なくありません。
そのため、世界でも高い技術力を有する会社で、なかなか人が採用できないなど知名度に困ることもあります。
半導体分野の企業が、技術力や将来性をアピールするために、動画は最適なツールです。
ここでは、なぜ半導体と動画の組み合わせが有効なのかを説明するとともに、動画を効果的に活用している事例をご紹介します。

目次

1)半導体の分野において動画の活用が有効な理由

2)「半導体とは?」の基礎知識を紹介する動画(学習素材・認知向上むけ)

3)「半導体の役割」「製造過程」といった切り口で企業の技術力アピールにつなげる

4)採用分野では、普段見えない半導体の活用シーンに焦点をあててみる

5)会社のブランディングに有効な社員インタビュー

まとめ

 

 

1.半導体の分野において動画の活用が有効な理由

半導体とは、電気を通す「導体」と電気を通さない「絶縁体」の中間の性質を備えた物質をいいます。
パソコンやスマホなどのIT機器はもちろんのこと、生活のあらゆるものが半導体に依存しています。
物流、自動車、家電など、多くの産業は半導体なしには成り立ちません。

ここまで生活に密着している半導体ですが、半導体の種類や製造工程について、半導体製造メーカーの社員や技術者、理系の学生以外で知る人は少ないでしょう。
また半導体製造は工場を訪れるなど現場を見たことがないとなかなかイメージが難しいものです。

半導体と動画活用の相性がいい理由は、「身近にある製品」にも関わらず「詳しくは知られていない」からです。
さらにいえば、「どこでどんな役割を果たしているのか、実際に目にするハードルが高い」という点があげられます。
このように日頃の生活で機能を実感するのが難しかったり、文章だけでわかりやすく説明するのが大変だったりする分野において、視覚的に情報を伝えられる動画は最適なツールといえます。

 

・トランジスタのしくみ|株式会社村田製作所

トランジスタの仕組みを解説する村田製作所の動画。性質の違う半導体を使い、電気の流れをアニメーションで伝えます。
文章では伝えるのが難しいイメージを、可視化できるのが動画の強みです。

とはいえ、「会社のブランディングに活用したい」「採用シーンで事業内容をもっと理解してもらうには」「品質の高さを強調したい」など、動画制作に至る目的はさまざまです。
次の段落からは、そうした目的に沿った動画の活用方法と事例をご紹介します。

 

 

2.半導体の基礎知識や部品を紹介する動画

動画が多く使われる用途に、学習素材や認知の向上があります。
近年でいえば、「SDGsとは?」といった動画や企業CMが広がっていますが、こうした動画での情報発信は、特定の話題の社会での認知を向上させます。

半導体の認知向上では、対象をどれくらい絞るのかを明確にすることが重要です。
たとえば、半導体業界についてや、半導体そのものに触れる「基本編」は、一般の人々を対象にします。
一方で、半導体部品の性能を紹介する動画は、技術者に対するアピールになります。

 

・【e-ラーニング】CMOSロジックIC基礎編 1章 CMOSロジックICの概要

CMOSロジックICについて、概要をまとめた動画です。
ロジックICとは?という基本から、ロジックICに代表される機能について解説しています。
技術者向けの動画といえます。

 

・動画で分かるイオントレント半導体シーケンサーの原理

半導体チップ上で遺伝子配列を解読することを可能にしたイオントレントの原理を紹介する動画です。
難解な解説も、効果的にグラフィックスを多用することにより、わかりやすく伝えることができます。

 

 

3.製造過程や製品特徴を切り口にして企業の技術力アピールにつなげる

普通では外部の人間が入るのは難しい、製造過程を公開できるのも、動画の強みといえるでしょう。
内部を見せることで、企業の技術力をアピールするとともに、信用度が高まります。

また、「目には見えない情報」を可視化できるのも動画の特徴です。
アニメーションやグラフィックスを多用し、半導体製品に詰め込まれた最先端技術を伝えることも可能です。

 

・半導体製造・洗浄装置の設計・製造 オリエント技研 八王子

半導体製造・洗浄装置の設計・製造を担うオリエント技研の紹介動画です。
半導体工場のクリーンルームで使用される洗浄装置など、自社製品を映し出し、自社が提供するサービス、および強みを伝えています。

 

・砂からシリコンへ: マイクロチップの製造 |インテル

マイクロチップの複雑な製造工程を、グラフィックスをふんだんに活用して説明している動画です。
同社の製造するマイクロチップに詰め込まれた技術力を、文字通り目で見て理解することができます。

 

・村田製作所 会社紹介アニメーション映像『ムラタアドベンチャー』(2022年制作)

アニメーションの活用で、工場紹介をぐっと親しみやすいものにすることもできます。
村田製作所の会社紹介アニメーションでは、コンデンサの作り方など、「主人公が探検する」というシナリオで紹介しています。
所々に会社についてのクイズも差し込まれており、幅広い人が楽しめる動画となっています。

 

 

4.採用分野では、普段見えない半導体の活用シーンに焦点をあててみる

より広い対象にアピールするには、身近な生活に焦点をあてて動画を紹介する方法が効果的です。
会社紹介資料など、採用シーンで活躍します。
とくに文系学生にとって、半導体は未知の世界。
暮らしとのつながりから知ることで、事業を身近に感じると共に、その技術力の高さや将来性が志望動機形成につながります。

 

・キオクシア ~総合紹介ムービー(メモリ編)~ (Long版)

フラッシュメモリを製造し、半導体メーカーとして世界上位のシェアを誇るキオクシアの紹介動画です。
動画では、カメラやゲームといったフラッシュメモリが活用されるシーンを冒頭に紹介し、知識がない状態でもフラッシュメモリの役割を瞬時に理解できる構成にするとともに、製造過程や使用技術を丁寧に写しながら、同社の技術力の高さをアピールしています。

 

・どこまで、世界を楽しくできる?

半導体の使用されているシーンを紹介することで、見る人に「ワクワク感」を呼び起こす紹介動画です。
動画のなかでは、詳しい半導体の説明はありません。
「半導体で、どこまで、世界を楽しくできる?」というキャッチコピーと共に、活用シーンが次々と映し出されることで、半導体が生み出す新たな楽しさを想像することができます。
日常シーンに焦点をあてているため、半導体を詳しく知らない人にも、「おもしろそうな会社」と印象づけられます。

 

 

5.会社のブランディングに有効な動画活用

採用シーンに限定せず、会社のブランディングでも動画は効果を発揮します。
取引先、顧客、投資家など、さまざまなステークホルダーに自社のあり方を発信することで、新たな取引が生まれたり、企業への期待値が上昇したりします。
会社がどのような方向で成長しようとしているのか、未来の姿を存分に伝えることができるでしょう。

 

・TELが実現する夢のある社会

半導体装置メーカーである東京エレクトロンの歩みをまとめた会社紹介動画です。
アニメーションを用いて、時代の流れと共に成長してきた同社の動きがわかります。
後半では、半導体が深く関係する「未来の生活」について描き、同社の将来性をアピールします。

 

・【2分版】共創プロジェクト”KUMIHIMO Tech Camp with Murata”にかける想い

これまでの会社のイメージとは違う、新規事業や新しいプロジェクトを外部に発信する際にも動画が活用できます。
村田製作所の共創プロジェクトを紹介する動画では、関係者がプロジェクトにかける想いを語っています。

 

・生み出せ!#世界新記憶

フラッシュメモリを製造するキオクシアのブランドムービーです。
記録するデバイスが、技術革新によってどのような使い方の変化を遂げるのかという点を端的に表現しています。
「記録」と「記憶」の違いを重層的に表現しつつ、「過去を蓄積するだけの記録デバイスから、未来に向かって感動を生み出す記憶デバイスへ」という一文が会社の方向性を示唆しています。

 

 

まとめ

目には見えないけれど、人々の暮らしに不可欠な半導体。
そうした特性は、動画を活用して情報を発信するのにもっとも適したものです。
半導体そのものの認知向上や、技術力のアピール、採用、会社のブランディングなど、目的に合わせて、動画の構成や編集方法も変わります。

動画を効果的に活用するには、何のために制作するのかというマーケティング目線が欠かせません。
当社では、自社で一貫して制作するからこそ、お客様のニーズを汲み取り、最適な形で動画に落とし込みます。
半導体分野での情報発信をお考えの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。