企業の“想い”を映像で伝える ― 注目のコーポレートムービー5選

コーポレートムービーは、企業のビジョンや価値観をわかりやすく、感情に訴える形で届ける有効なコミュニケーションツールです。
顧客や取引先に企業精神をアピールするツールとして活用できるのはもちろんのこと、採用活動や社内ブランディングにも効果的です。
まさに映像表現は、企業の「顔」ともいえる存在です。
今回は、目的や表現方法に個性が光る5本のコーポレートムービーをご紹介します。

目次

1)『IoTの‟つなぐ”をカンタンに』|株式会社ソラコム コーポレートムービー【#SORACOM】

2)パナソニック インダストリー コーポレートムービー

3)SANKO コーポレートムービー30秒

4)コーポレートムービー「木とともに未来を拓く」

5)日立ソリューションズ西日本 コーポレートムービー「期待の、その先へ。」

まとめ

 

 

1.『IoTの‟つなぐ”をカンタンに』|株式会社ソラコム コーポレートムービー【#SORACOM】

IoTの可能性を、シンプルで親しみやすいアニメーションで表現したソラコムのコーポレートムービーです。
技術的な内容を分かりやすく伝える構成と、明るく軽快なナレーション・BGMが印象的です。
事業活動が、社会や生活にどのような影響を与えているのかを具体的に紹介しています。
「IoTをもっと身近に」というブランドメッセージが、視聴者の理解と共感を自然に引き出します。

 

 

2.パナソニック インダストリー コーポレートムービー

技術の進化と歴史、そして社会のつながりを描いた、スケール感あるコーポレートムービーです。
パナソニックが、時代に先駆けてどのような変化を遂げてきたのかをきっかけに、業界の先駆者としての立ち位置を打ち出しています。
グローバル展開や社会貢献を背景に据えた構成で、企業の使命感と未来志向が伝わる動画といえます。

 

 

3.SANKO コーポレートムービー30秒

たった30秒で企業の存在意義を伝える、テンポ感のある企業動画です。
映像はスピーディに展開されながらも、「地元に密着している企業」というメッセージが明確に伝わります。
簡潔ながらインパクトのある編集と、印象に残るフレーズの活用がポイント。
また、実際に働く社員が登場していることで、会社の雰囲気を映像で伝えています。

 

 

4.コーポレートムービー「木とともに未来を拓く」

自然素材である“木”をテーマに、環境への配慮と持続可能性を訴求したコーポレートムービーです。
子どもという存在と自然。
そして生活に欠かせない紙。
産業と環境の密接なつながりを描いています。
木のぬくもりを感じさせる映像美と、静かで深みのあるBGMが企業の哲学を表現しています。
温かみのあるナレーションも、企業の誠実さや真摯な姿勢を印象づける仕上がりです。
エコやSDGsに関心のある企業にも参考になる動画といえます。

 

5.日立ソリューションズ西日本 コーポレートムービー「期待の、その先へ。」

“期待の先”をテーマに、社員の働く姿を軸に描かれた構成。
ドキュメンタリー調のリアルな演出とともに、企業が大切にしている「人」や「信頼」が自然と伝わってきます。
落ち着いたトーンのナレーションと明るいアニメーションが、企業が提供するサービスの価値を表しています。

 

 

 

まとめ

企業の理念や社会的役割を、映像で感覚的に届けることができるのが、コーポレートムービーです。
短いキャッチコピーやナレーションはもちろんのこと、言葉だけでは伝えきれない想いや価値観を、ビジュアルと音、構成力によって表現できるからこそ、視聴者の心に残るコンテンツになります。
今回ご紹介した5本は、企業精神を動画の構成や表現に組み込んでいる事例といえます。
自社らしさをどのようにコーポレートムービーに組み込むのかの参考になります。