インターネットの普及により、簡単に視聴することができるようになった海外の食品CMですが、世界各国ではどのような広告スタイルが好まれているのでしょうか。ここでは思わず食べたくなる海外の食品CMを紹介します。
目次
1 海外の食品CMについて
2 思わず食べたくなる食品CM8選 〜海外
3 日本の食品CMとの違い
4 まとめ
1 海外の食品CMについて
前回は日本の食品CMについて解説しましたが、海外での食品CMはどのようなスタイルが主流なのでしょうか。かつては現地に行ってテレビで見るか、海外のCM特集などのテレビ番組を見るしか視聴する方法のなかった海外のコマーシャルですが、現代においては多くがインターネットの動画サイトに投稿されているために、簡単にアクセスすることができるようになりました。
2 思わず食べたくなる食品CM8選 〜海外
国によって食品CMの個性やカラーは違いますが、どのCMにも共通しているのは、食べ物がとてもおいしそうに撮影されているということです。人の食欲は世界共通なのでしょう。
KFC | Firecracker #ItsIntense
アラビアのケンタッキーの「Firecracker Chicken」のCMです。チキンを口に入れたときの衝撃を、ジェットエンジンの排気などで表現しています。あまりにオーバーな演出に、どのような味がするのか思わず食べてみたくなります。
Blowing HERSHEY’S KISSES Chocolates
HERSHEY’Sの「KISSES Chocolates」のコマーシャルです。チョコレート工場でキスチョコレートが働いているというユニークな設定の、映画を思わせるコンピューターグラフィックス動画です。つややかなチョコレートがとてもおいしそうに表現されています。
Burger King | O efeito Mega Stacker
ブラジルのBURGER KINGのコマーシャルです。ゴミの山の中でひどい格好で目覚めた男。その理由は実は、BURGER KINGの「Mega Stacker」を食べたから……。といった、ショートムービ仕立ての動画となっています。ブラジルの国民性を感じさせるユニークなCMです。
Frozen Is For Later
アメリカのハンバーガーチェーン「Wendy’s」のコマーシャルですが、他社のハンバーガーとの比較広告となっています。他社のハンバーガーは冷凍した牛肉を使用しているが、Wendy’sのハンバーガーは冷凍肉を使用しないということを、ユーモラスにアピールしています。日本ではこういった他社との比較広告は少ないのですが、海外ではよく見かけられます。
Kikkoman commercial – 2017, 20sec
フランスのKIKKOMANのコマーシャルです。日本のキッコーマン醤油は、世界中で販売されています。私たちに馴染みの深い醤油も、フランスではこのような料理に活用されているのかと興味深いものです。Kikkoman EuropeのYou Tubeチャンネルには、他にも醤油を利用したレシピがたくさん公開されていて、どれもとてもおいしそうです。
A 10,000 Donut Salute to #34 David Ortiz
「Dunkin’ Donuts」を10,000個も使用して、メジャーリーガーのデビッド・オルティスの絵を作るというコマーシャルです。Dunkin’ Donutsのトッピングのカラフルさに驚いてしまいます。10,000個のドーナツを撮影後にどうしたのか、少し心配になってしまいます。
NUTELLA. Wake Up with Enthusiasm
中東の「NUTELLA」のコマーシャルです。朝なにをしても起きない子どもたちが、NUTELLAのチョコレートスプレッドの蓋を開けただけで、元気いっぱいに起きてくるという設定の動画です。朝食のさわやかなイメージを表現したCMとなっています。
Chef Dan Doherty’s Peach Melba Recipe – Häagen-Dazs
イギリスのHäagen-Dazsのコマーシャルです。Dan Dohertyシェフにより、Häagen-Dazsのアイスクリームを使ったピーチメルバの作り方が紹介されています。作り方はとても簡単なのですが、フルーツとピンク・シャンパンを使ってとても美味しそうに作られています。
3 日本の食品CMとの違い
人気タレントを起用し、日常的な設定で撮影されることが多い日本の食品CMですが、海外ではオーバーな演出があったり、他社との比較広告があったりと、日本と異なる部分も多いようです。国民性により好まれる動画のスタイルは異なりますが、どの国の動画もとてもおいしそうに、食品が撮影されています。
4 まとめ
かつては見ることのできなかった海外のコマーシャルも、インターネットの普及により簡単に視聴することが可能になりました。各国の動画を比較すると、地域により好まれる宣伝手法が異なっていることがよく理解できます。海外のコマーシャルを見た後に日本の食品CMを見てみると、新しい発見があるかも知れません。