メーカーや市場から商品・資材を調達し、小売業へと渡す卸売業。
商品の保管や流通だけでなく、情報や金融といったサービスでも商的流通に大事な役割を果たしています。
しかしながら、消費者の目に直接ふれないその仕事の性質から、求職者、とりわけ新卒入社予定の学生には、業務の全貌や仕事のやりがいが理解されにくいもの。
今回は、卸売業の仕事の仕組みや、社員のやりがいを紹介している採用映像事例をご紹介します。
目次
1)日鉄物産 コンセプト動画
2)丸紅 冒険しよう。ワクワクしよう
3)株式会社ミスミ会社紹介
4)【三菱商事】“Create the Next” 金属資源本部
5)【ITOCHU RECRUITING】-ある商人の日常-
まとめ
1. 日鉄物産 コンセプト動画
鉄鋼や産機・インフラ、繊維、食糧その他の商品を取り扱う専門商社である日鉄物産の採用コンセプトは、「この道では、誰にも負けない商社。」。
世界の最前線で自らの仕事に誇りを持って、プロフェッショナルとして夢にチャレンジする社員の姿を描いています。
苦難があっても、自分を信じて突き進む。その先に見ている景色は、世界をよくできると信じる心。
動画に登場する社員の横顔は、皆どれも真剣そのもの。
商社というダイナミックな活躍の場を描き、意思を持ってキャリアを切り拓いていきたいと考えている学生に届くコンセプト動画です。
2. 丸紅 冒険しよう。ワクワクしよう
情報・不動産、エネルギー、食料からアグリ事業、化学品まで、幅広い分野で輸出入や国内取引を多角的に展開する商社の丸紅株式会社。
事業領域の広さと、「冒険しよう」の言葉がぴったりとつながるコンセプト動画です。
田園、工事現場、工場、まず画面に映し出されるのは「現場」を歩く社員の姿。
「冒険しよう」とは、会社の机の上だけではなく、外に飛び出していくこと。
「ワクワクしよう」の言葉の後ろに映る、世界が見たことがない答えを作り出していく社員の姿。
「とがった丸になれ」という最後のキャッチコピーが、他者とゆるやかにつながり重なり、一方で新しいチャレンジに飛び込んでいく企業の精神を表しています。
挑戦できる仕事に自らの成長を重ねたい、そんな意欲を持っている学生に響くコンセプト動画です。
3. 株式会社ミスミ会社紹介
メーカー事業と流通事業の2つを事業基盤とする株式会社ミスミ。
会社紹介動画では、その多角的な事業内容や社員の福利厚生を丁寧に説明しています。
業績推移や営業利益額の伸びといった、キャリア採用の求職者が気になるポイントも抑えており、幅広い採用シーンで使える動画です。
ミスミの中核をなす3つの事業について丁寧に解説。世界中の事業所や拠点を紹介することで、グローバルに活躍できる場であることがわかります。
充実した福利厚生など、学生がつい気になってしまう事柄も盛り込むことで、会社説明会から選考に進む求職者の不安を軽減することができます。
4. 【三菱商事】“Create the Next” 金属資源本部
天然ガス、総合素材、金属資源等を扱いグローバルに事業を展開する三菱商事株式会社の社員紹介動画です。
金融資源本部に所属する男性社員の一日に密着。
卸売業である商社のなかで働くのは、どのような働き方になるのか。
仕事の詳細な流れから、やりがいを感じる瞬間までを見ることができます。
「こんな風に働きたい」と、これから社会にでる学生に憧れの社会人像を抱かせる動画です。
5.【伊藤忠商事 ITOCHU RECRUITING】-ある商人の日常-
「ある商人の日常」と題された伊藤忠商事の採用動画は、社員の目線からの映像を交えながら、1日の働き方と伊藤忠独自の社内制度や社風を紹介しています。
働き方改革の一環で残業を削減するために早朝から勤務を開始する「朝型勤務制度」。会社側が朝食を用意するなど、働きやすい環境づくりも万全。
世界に出ていくための語学研修制度も充実しています。
社内に漂うのは、圧倒的なスピード感で仕事を進めるやる気や、先輩や上司からの暖かいフォロー。
働く社員がなにを大事に顧客に提案しているのか、その断片を感じることができます。
普段は見ることのできない「商人」の世界を垣間見ることで、志望意欲がぐっと上がる動画です。
まとめ
事業領域が広いからこそ、卸売業のすべてを伝えるのは難しいもの。
コンセプト動画であれば、これからの未来に働く学生の心に響くようなキャッチ-な言葉を。
会社紹介動画は、福利厚生や休日から、営業成績といった細かな情報までフォロー。
社員紹介動画では、リアルな日常の断片を映し出すことで、求職者が「その会社で働いている自分」をイメージしやすくなります。
いずれも、就職活動中の人にとって志望動機を醸成するのに必要な情報です。
どの切り口の採用動画を用意するかは、選考フェーズや規模に合わせて選択します。
求職者が知らない情報を積極的に発信することが、会社の採用知名度を上げることにつながります。