「海外で働きたい」、「日本の良さをもっと外国の人に知ってもらいたい」など、様々な夢を実現するために外国語を学ぶ人も少なくないでしょう。
そんな夢をサポートするのが学校としての役割でもあります。
外国語専門学校といっても全国には、たくさん存在します。学ぶ環境が多くある中、外国語系専門学校は、どういった点をPRし、入学者を獲得するのでしょうか。
今回はそんな外国語系専門学校のプロモーション映像の事例を紹介します。事例を参考に今後の映像制作においての参考になれば幸いです。
目次
1)富山外国語専門学校
2)駿台観光&外語ビジネス専門学校
3)関西外語専門学校
4)広島外語専門学校
5)札幌YMCA英語・コミュニケーション専門学校
まとめ
1)富山外国語専門学校
富山外国語専門学校は、地域社会の活性化と国際交流を深める為に、外国語を話せる人材を育成するべきとの市民の声に答える形で開かれた、国内初の公立の外国語専門学校です。
映像では実際の授業の様子が写し出されており、外国人の専任講師が指導している様子が見られる点は魅力的。アットホームな雰囲気で学べる環境もありますが、生徒へのインタビューでは、厳しく指導される事もあると言われています。それは生徒に力をつけさせる為に熱心に指導しているからであり、生徒自身もそれを理解している様子である為、真剣に語学を学びたいと考えている人にとっては有益な情報になるのではないでしょうか。
2)駿台観光&外語ビジネス専門学校
映像は韓国語学科についての紹介がされており、主にビジネスコースと進学コースの特徴を説明しています。冒頭から実際の授業の様子が写し出されており、先生に続いて発音していく様子はオーソドックスな外国語学習の風景でどこか落ち着いた印象を受けます。ナレーションの声が明るくて弾みがある為、うまくバランスがとれてマッチしているのではないでしょうか。
映像の一番最後に学校の電話番号や住所が載っているのは良心的。シンプルな事ではありますが、問い合わせや見学をいつでも歓迎しているという姿勢が見えて好感が持てます。
3)関西外語専門学校
映像は外国の方向けの日本語学科の様子が写し出されており、各教室、授業の様子をダイジェスト形式で見る事が出来ます。ハイテンションな先生や発表会、テストの様子等、実に様々な授業があるようで、発表等、生徒が実際に発言したり前に立って演じる事で、一人一人が授業にしっかり参加しているという感じがします。
ナレーションがなく簡単な字幕が入っているだけなので、あまり飾り気の無い映像ですが、その分、生徒の様子が際立ち授業の様子がリアルに感じられるのではないでしょうか。
4)広島外語専門学校
映像は屋内外での授業の様子から始まっており、「英語がペラペラになる」等の直接的な表現のテロップ文字も大袈裟ではなく、どこか説得力のある言葉に感じてしまいます。外国人講師による本格的な授業もありながら、文法等の細かい点は日本人講師が行っている為、英語にまだまだ自信がない人でも分かるまでしっかりと学ぶ事が出来ると感じられるのは、不安な人にとっての良い安心材料になるのではないでしょうか。
後半は検定対策や通訳実習の様子、卒業生の紹介等がかなり急ぎ気味になっており、少しずつしか見られないのが残念な所。通訳実習の様子等、実際の外国の方にどの程度言葉が通じるのかを見る事が出来れば、見る人の自信と目標に繋がるのではないでしょうか。
5)札幌YMCA英語・コミュニケーション専門学校
札幌YMCA英語・コミュニケーション専門学校は、北海道で唯一の英語専門学校。
映像はポップなBGMと穏やかな声のナレーションで、目指せる職業の紹介から始まっており、分かりやすくてゆったりとしたイメージになっています。海外研修の研修先を選べる事や、レベル別少人数制の授業である事が紹介されており、それだけで英語に自信のない人は安心出来るはず。外国人講師による本格的な授業もある事や、TOEICで高得点を取る為のカリキュラムが組まれており、しっかり英語力を身に付けていける事もアピール出来ています。
動画ではなく静止画の繋ぎ合わせで映像が構成されていますが、物足りない感じもなく、しっかりと学校の雰囲気が伝ってくるのはすごいところ。ナレーションやテロップと画像のタイミングが非常に良い為、映像全体の構成がうまくまとまっているように感じられるのではないでしょうか。
まとめ
外国語系専門学校のプロモーションでは、まずその学校に外国人講師がいるかどうか、研修で実際に外国の方と話す機会があるかどうかをアピールする事が重要ではないでしょうか。文法やリーディング等であれば通信教育でも出来ますし、独学でもしっかり学ぶ事が可能です。専門学校に通ってでも得たいものというのは、普通の生活ではあまりない環境、外国の方と実際にコミュニケーションを取ったり、その国の雰囲気を感じる事であるはずです。
プロモーション映像では、外国人講師のキャラクターや海外研修の様子等を盛り込む事によって、その学校でしか得られない特別な体験が出来るという事をアピール出来ます。他校との差別化を図る事に加え、専門学校独自の魅力という物を表現できれば集客に繋がるのではないでしょうか。