進学塾のプロモーション映像事例5選

タレント活動を行う塾講師が現れて以来、全く進学塾に関心の無かった人達の間にも、テレビ等を通じて進学塾の情報が流れてくるようになりました。
受験生はどの進学塾を選ぶかで進路が変わってしまうかもしれませんし、慎重に情報を集めたいですよね。テレビCMでも多くの進学塾がPRを行っていますが、進学塾はどこに着目され、何をアピールするのが良いのでしょうか。今回はそんな進学塾のプロモーション映像をいくつかご紹介していきます。

 

 

目次

1)駿英ゼミナール

2)進学塾CUBE

3)進学塾3Arrows

4)ししなご進学塾

5)進学塾エッグ

まとめ

 

 

1)駿英ゼミナール

大きなテロップ文字だけでメッセージを伝えるところから映像が始まり、BGMとも合間って、どこかやる気をみなぎらせてくれる感じがします。そして、強調しているのは少人数制であるという事。実際の教室、授業風景を見ると、教室がとても狭く先生と生徒との距離がとても近い事が伺えます。一人一人のレベルに合わせて指導をしている為、学校での授業とは違う進学塾ならではの良さを感じる事が出来ます。
また、グラフを使って偏差値の変化を説明しており、どれくらいの成果が見込めるのかを感覚ではなく数値で伝えています。これは、成績がアップする事を証明する有効な手段となるはずです。

 

 

2)進学塾CUBE

映像はまず実際の授業風景からスタート。ナレーションにもあるように教室には黒板がなく、子供達が座っている向きも様々である事が特徴的です。先生は手を挙げた生徒の質問に答える形で教室内を見渡しており、学校での授業と違って少人数制である為、生徒がとても質問しやすい雰囲気になっています。
生徒のインタビューでもあるように、学校では手を挙げて発言する生徒がたくさんいる為、自分だけ手を挙げられないでいると劣等感を感じる事もあるようですが、このような形で自分の力で学んでいく事で、自信を持つきっかけにもなるのではないでしょうか。
生徒のリアルな表情や実際のノートが映像に写し出されており、大人が見るとどこか懐かしさを感じるような映像になっています。

 

 

3)進学塾3Arrows

進学塾3Arrowsは、プロだけの講師陣、驚愕の料金設定、きめ細やかな指導の3本の矢を掲げている、小中学生を対象とした本格的な学習塾です。
映像は各講師による授業の様子をダイジェスト形式で繋ぎ合わせており、生徒に向かって熱弁を振るう様子が写し出されています。講師とボードに書かれた文字しか写っていませんし、一人一人の講師が写っている時間はそれぞれ数秒ずつしかありませんが、それでも授業がハイクオリティである様子が伺えます。全体の時間も一分とかなり短めですが、短い時間でその様子を垣間見れるからこそ、魅力的な想像が膨らむのではないでしょうか。

 

 

4)ししなご進学塾

映像は大きなテロップ文字と聞き取りやすい声のナレーションから始まります。冒頭に派手な演出や個性的な映像がない分惹き付ける力はあまりありませんが、分かりやすさから入る為、落ち着いてゆっくりと安心して見る事が出来る印象を受けます。
大手の進学塾ではありませんが、地域性が強く、その地域に特化した指導を受けられる事や、リーズナブルな価格帯である事は魅力的。実際の授業風景や自習室の様子が写されており、積極的に勉強をしている他の子供を見ることでやる気にも繋がるのではないでしょうか。

 

 

5)進学塾エッグ

映像は弾むように塾に向かってくる生徒の様子から始まっており、その生徒達の笑顔がとても自然である事が印象的。撮影の為だけの表情でなく、普段から同じように楽しみながら学べている事が想像できます。
教える講師の笑顔も目立っており、生徒が塾を終えて家に帰る姿もとても楽しそうで、とにかくこの塾は学びを楽しみに変える力がある事が伺えます。
いくら高度な授業を受けられるとしても、楽しくなくて嫌々塾に行くようでは成績は上がりませんし、無理に塾に通わせても勉強そのものをもっと嫌いになってしまう可能性もあります。自然と自分から積極的に勉強できるような環境は、どんな勉強法よりも最善の教材になるのではないでしょうか。

 

 

まとめ

進学塾のプロモーション映像でまず考慮すべきなのは、対象者が子供と親の二つの視点があるという事です。親は授業料や時間帯、講師の信頼性等に注意しますし、子供は教室の広さや雰囲気等を重視します。カリスマ性のある講師の授業風景をアップすると、親は食いついても子供はピンとこないかもしれません。大事なのは子供が自ら「この塾に行きたい」と思える雰囲気や授業の楽しさを伝える事と、講師の考え方や実際の指導方法を見せて親に納得、安心してもらう事ではないでしょうか。