クリーンな乗り物として注目されてきた電気自動車。
近年では量産化・実用化のための技術革新が進み、ガソリン車に代わる存在として、さまざまな自動車メーカーが新型車を発表しています。
ここでは、そんな電気自動車の種類やメリットについて触れるとともに、電気自動車の機能や良さを伝える動画を紹介します。
目次
1)そもそも電気自動車とは?
2)電気自動車の歴史
3)電気自動車のメリット
4)電気自動車のデメリット
5)電気自動車の乗り心地や性能をアピールする紹介動画
6)モビリティの新しい可能性を教えてくれる動画
まとめ
1.そもそも電気自動車とは?
電気自動車(Electric Vehicle|EV自動車)とは、その名のとおり電気を動力源として走行する自動車を指します。
電気で走行する乗り物といえば、架線に車両を接触させて走るトロリーバスが有名です。
自動車の場合は、バッテリーの劣化が少ないリチウムイオンバッテリーが開発されたことで、実用化が急速に進みました。
さまざまな自動車メーカーが電気自動車の開発・販売を行っています。電気自動車には、主に以下の種類があります。
・PHEV(プラグインハイブリッド車):自宅や充電スタンドでチャージできるタイプのハイブリット車です。エンジンでタイヤを駆動させつつ、走行中は電気を使用します。電気自動車とハイブリット車の良い点を組み合わせたものといえます。
・FCEV(水素自動車):燃料電池自動車ともいい、水素と酸素で発電し、電気モーターを駆動させて走行します。走行中に二酸化炭素が発生しないため、環境負荷の低い電気自動車として注目されています。FCVという呼び方もあります。
・BEV(バッテリー式電気自動車):バッテリーの電力だけでモーターを駆動させます。電気自動車といった場合、一般的なイメージとして取り上げられるものの代表格です。
2.電気自動車の歴史
電気自動車の量産化がはじまったのは、2010年頃です。
しかし、コンセプトカーや商用車といった範囲では、それよりも前から電気自動車の開発が進められていました。
日産では、1947年に最初の電気自動車を製造しています。
電気自動車の発展に大きな影響を与えたのは、リチウムイオン電池の開発です。
バッテリー性能の向上によって、走行性の高い電気自動車が誕生しました。
上述のように2010年以降は、各社が相次いで電気自動車を発表。
近年では、「脱酸素」や「カーボンニュートラル」といった動きが大きくなっており、自動車で電気自動車がより大きな比重を占めるようになると予測されます。
・【企業】日産 #EV の歴史
日産が開発した電気自動車の歴史をまとめた動画です。
コンセプトカーなどの開発で自動車の電動化を推進してきた日産。
最初の電気自動車の誕生は1947年。
そして2010年「リーフ」での量産化やその進化を見ることができます。
3.電気自動車のメリット
いままで「当たり前」だったガソリン車に代わって、電気自動車に乗り換える人がいるのはメリットを感じるからです。
電気自動車の代表的なメリットには、以下の3つがあります。
・二酸化炭素を排出しない
・燃料費を節約できる
・振動が少なく乗り心地が快適
・税金の優遇がある
電気モーターで駆動することにより、二酸化炭素の排出量を削減(またはゼロ)にできる電気自動車は、環境への負荷が低い乗り物として大きく注目されています。
気候変動や温暖化などの影響が叫ばれる現代では、電気自動車は社会的価値が高まっているといえます。
また、ユーザー側の視点でいえば、燃料費の節約・乗り心地の良さというメリットがあります。
さらには、国によっては電気自動車の購入によって税金優遇施策が導入されています。
4.電気自動車のデメリット
一方、デメリットもあります。
充電に時間がかかったり、走行距離が限られる点は、日常的に車に乗る人にとっては大きな問題になります。
また、坂道など負荷のかかるシーンでは、電気自動車の場合加速が弱いなどの弱点が指摘されています。
ただし、次世代電池の開発など技術革新が進められており、こうしたデメリットは新型電気自動車の登場によって改良されていくと予測されます。
・【日産サクラ】#はじめてのSAKURA EVのパワフルな加速
日産の発売する、電気自動車になった軽「SAKURA」の試乗レポート動画です。
発進や坂道などの「遅い」とイメージされるシーンでの乗り心地をまとめています。
動画では、リアルな情報をもとに、新しいイメージをユーザーに届けることが可能です。
5.電気自動車の乗り心地や性能をアピールする紹介動画
では、以下に電気自動車の乗り心地や性能をアピールしている動画をご紹介します。
・Honda e Concept Movie(Product)
2020年に発売されたホンダの新型電気自動車(EV)のコンセプト動画です。
車内の様子や搭載された機能などを確認できます。
・MIRAIの技術、水素一回充填走行距離チャレンジ
FCEVのMIRAIに使用される技術を紹介する動画です。
水素を使って走行する仕組みを可視化すると共に、1回の水素充填で走行する距離のチャレンジ内容を見ることができます。
FCEVの走行力に不安がある人にとって、一つの答えとなる動画です。
・【bZ4X】Impression movie ENJOY THE DRIVE
トヨタの新型バッテリーEV「bZ4X」の乗車レポート動画です。
冒頭では、携帯を充電するスペースやちょっとした荷物の置き心地、後部座席の様子など詳細にレポート。
後部座席を倒しての収納力など、運転以外の気になるポイントを解説します。
走行中レポートでは、なめらかに発進する様子や、モーターの静けさが伝わってきます。
また、ガソリン自動車とは異なる、充電の様子も見ることができるため、電気自動車を検討している人にとって、必要な情報がぎゅっと詰まった動画といえます。
・C⁺pod Style~C⁺podのある生活~
超小型EV「C⁺pod」の紹介動画です。
小型ならではの使い勝手の良さを、リアルな暮らしをもとにまとめています。
6.モビリティの新しい可能性を教えてくれる動画
電気自動車は進化を続けています。
その先にあるのは、「乗り物」の枠を超えたモビリティとしての新たな可能性です。
・【企業】子どもたちの未来のために #電気自動車 を活用するまちづくり
日産と組んで、地域課題を電気自動車で解決する会社の取り組みをまとめた動画です。
地域の街づくりにとって、乗り物としてではなく、重要な役割を果たす電気自動車の働きが発信しています。
・【トヨタの給電】子供が喜ぶもし飯! ~給電機能を使ったもしもの時のご飯レシピEpisode1~
もしものとき、ハイブリット車や電気自動車で温かいご飯が作れる!
そんな機能と使い方を、実際に料理をしながら紹介している動画です。
レシピとあわせて、非常事態の備えも学ぶことができる情報を発信しています。
・【いつもしも給電】いつもの時ともしもの時の9つのシーン
同じく、トヨタ車の給電機能を紹介する動画です。
「いつもの時」と「もしもの時」のシチュエーションごとに、給電機能の使い方を紹介しています。
異なる車種を取り上げているため、購入前の検討にも役立ちます。
まとめ
自動車の新たな燃料として注目される電気。
電気自動車の存在は、今後ますます大きなものとなっていくでしょう。
技術革新も早く、性能も急速に進化しています。
そうした電気自動車の乗り心地をまとめたり、機能をグラフィックスで可視化することは、ユーザーに電気自動車の有効性をアピールすることにつながります。