ドローンによる空撮映像制作事例10選

近年話題となり、所有している人が年々増えつつあるドローン。そもそもドローンとは無人飛行機の事全般を指すのですが、近年一般的に言われるドローンというのは、四~八個のプロペラがある小型のラジコン飛行機の事で、正式にはマルチコプターという名称があります。
そして、このドローンに小型のカメラを搭載し、空からの映像を撮影したり、フライトを楽しんだりする事が流行しているのです。
実際にテレビ番組制作や映画制作の撮影に使用されたりする程、意外と高性能で、ヘリコプターを使って空撮するよりも費用が格段に安くなる等のメリットもあります。
今回はこのマルチコプター、ドローンを使って空撮され制作された映像をいくつかご紹介していきます。

 

 

目次

1)ドローンによって空撮された花火

2)魔女の宅急便の舞台 クロアチア・ドゥブロヴニク旧市街

3)東京湾岸夜景

4)沖縄・宮古島

5)タウシュベツ川橋梁

6)朝日から夕日まで 絶景観光スポット石垣島

7)2017年初日の出 冬の北海道

8)オートバイの追走

9)天国に一番近い島 モルディブ

10)浅間山火口

 

1)ドローンによって空撮された花火

撮影場所はフロリダのウエストパームビーチで、日本テレビの番組でもこの映像が紹介される事がありました。
打ち上げ花火は下から見上げるもの、もしくは離れた場所から見るものという概念がありますが、破裂地点間際から花火を見るというのは新鮮でとても迫力があります。ドローンだからこそ撮影できる映像です。
一般的には花火という物がどういった仕組みで出来ているのかをだいたい知っている人も多いと思うのですが、破裂し、一つ一つの破片が火花を散らしながら弧を描いて落下するという事は、こうやって間近で見てみないと実感が持てません。
花火大会があればこのようにドローンを飛ばしてみたくなりますが、日本では航空法違反になるので実現するのは難しそうです。

 

 

2)魔女の宅急便の舞台 クロアチア・ドゥブロヴニク旧市街

ジブリ作品として有名な、魔女の宅急便や紅の豚の舞台にもなったドゥブロヴニク。オレンジ色の屋根で統一された町並みは美しく、アドリア海の真珠とも謳われています。
その町並みは映画のシーンさながら、どこか懐かしさの漂う生活が今でも行われているのです。
きっと、ホウキに乗って空を飛ぶとこのような絶景が見れたのではないでしょうか。

 

 

3)東京湾岸夜景

高いビルから見る夜景はとても綺麗ですが、こうやって空を飛びながら見る夜景は一味違います。高度や角度を変えながら見える範囲が変わる為、自分が実際に空を飛んでいるかのような錯覚に陥ってしまいます。
晴れた日中だとまた見え方が違ってくると思いますが、都市を眺めるのであればネオンに彩られた夜景を見るのが一番美しく見えるのではないでしょうか。

 

 

4)沖縄・宮古島

上空から見ると海の美しさと砂浜の白さがより一層際立ちます。また、水面に写る雲の影が、現実と非現実の間を表現しているようで、雲の影を見ているとなんとも不思議な気分になってきます。
映像だけを見ていると国外の南の島国であるかのよう思ってしまいますが、れっきとした日本の風景であるというのも驚きです。
エメラルドグリーンの海。実際にその地に立って見るとまた違った景色が見えるのですが、美しい景色を俯瞰できるのは、ドローンならではの魅力ではないでしょうか。

 

 

5)タウシュベツ川橋梁

北海道上士幌町にある、旧国鉄の橋梁です。ダムの建設により水没する事になってしまった橋梁で、季節によって変わる水位の為に様々な表情を見せてくれます。
車で近くまで行って見る事もできますが、動画のように対岸からドローンを使って全体を眺めるのも違う魅力があります。

 

 

6)朝日から夕日まで 絶景観光スポット石垣島

観光スポットとして有名な、沖縄県にある石垣島。石垣島は沖縄県で本島、西表島に次ぐ三番目の大きさを誇る島です。島の美しさと海の綺麗さが空から見るととても良く分かります。
特に夕日に照らされる島並が絶景で、美しさを通り越して神秘的に感じる程です。昼間はいかにも南の島という感じがして明るい印象ですが、暗くなってくると幻想的で、ファンタジーの世界に入り込んだように錯覚してしまいそうです。

 

 

7)2017年初日の出 冬の北海道

冬の北海道と聞いて想像する通りの絶景が広がっており、身を切るような寒さと清んだ空気感が動画を見ているだけで伝わってきます。
人間の生活には不便な面も多い雪ですが、日の出に照らされた雪は明るくて美しく、こうして見ると滑らかな彫刻のような芸術作品のように感じる事ができます。

 

 

8)オートバイの追走

筑波サーキットのコース1000を走るバイク。その走行するバイクを追いかけながら空撮をするドローンからの映像です。この撮影に使われているドローンinspire1の最高時速は時速70㎞を越え、加速は大型のアメリカンバイク程度なら軽く追い付ける程あります。動作入力のレスポンスも凄く早い為、すぐに対象物の動きに反応して追いかける事が出来ます。
これだけの高速移動能力があれば様々なスポーツやレース等の中継等で、ハイクオリティな映像を楽しめるのではないでしょうか。

 

 

9)天国に一番近い島 モルディブ

天国に一番近い島と呼ばれているモルディブ。南の島という印象と少し違い、どこか現実離れしたような、日常から切り離された空間という感覚で、空から全体を見渡す事で、天国に一番近い島というキャッチフレーズにも納得できます。
まさにエメラルドグリーンという言葉がぴったりの海の色と、真っ白な砂の色が神秘的で、これだけ綺麗な環境であれば、誰もゴミで汚そう等とは思えないのではないでしょうか。

 

 

10)浅間山火口

人の足では踏み込む事が出来ない活火山の火口の映像です。この映像のように人が行けない場所に行って映像を撮る事ができるのは、無人飛行機であるドローンの最大の利点ではないでしょうか。
珍しい映像だけに留まらず、未開の地を調べたり、災害時の救助にも応用する能力のあるドローン。今後利点を活かした活用方法を発展させてほしいものです。

 

 

まとめ

今や一般人でも気軽に扱えるようになったドローン。主にカメラを着けて空中からの撮影を行ったり、ラジコンヘリのように飛ばして楽しんだりと、娯楽として使われる事が多いのですが、その能力は様々な分野に活用出来、発展していく事が予想されます。
しかし、日本では航空法の規定が厳しく、好きな場所で好きな時にドローンを飛ばす事は出来ません。これらの映像はしっかりと許可を取り、安全を確保した上で撮影を行っているという事も忘れてはいけません。