モーショングラフィックスの映像事例

モーショングラフィックスとは、文字や写真に動きを加えた映像のことを指します。
テレビ番組でよく見かける、番組タイトルの文字だけが動く表現もその一つ。
静止画と動画の中間のようで、「これがモーショングラフィックス」という細かな定義はありません。
昔から親しまれてきたこの映像技法は、ここ数年で視聴者の記憶に残る効果として注目されています。
メッセージ性を高め、ターゲットに上手に訴求しているモーショングラフィックスの映像事例をご紹介します。

 

 

目次

1. Motion Graphics【Ae】モーショングラフィックス 「UZUDEZU」

2. 株式会社イシダ_ウェット系製品CG映像制作

3. Spotify Motion Graphics Ad

4. Zomato TVC Contest Entry – Hungry

まとめ

 

 

1. Motion Graphics【Ae】モーショングラフィックス 「UZUDEZU」

気持ちよく広がる海の風景。
画面に、白い丸や幾何学模様の三角、直線が広がります。
音楽のリズムに合わせて動くグラフィックスが、見る人に曲のビートを伝えているようです。
映画やドラマのオープニング、ミュージックPVの効果などに使える表現です。

 

 

2. 株式会社イシダ_ウェット系製品CG映像制作

主に食品にかかわる機器を製造する株式会社イシダの機械紹介動画です。
モーショングラフィックスを用いて、製品の特長をわかりやすく伝えています。
映像に交えて、マークとともに表示される製品メリット。
世界地図のイメージから、日本だけではなく海外で展開していることも伝わってきます。
また、伸びのあるグラフの図は機器の導入で生産効率を上昇出来ることを表現。
限られた素材で、複数のメッセージをわかりやすく伝えられるモーショングラフィックスの利点を上手に生かした映像です。

 

 

3. Spotify Motion Graphics Ad

お次は海外のモーショングラフィックスの事例をみてみましょう。
音楽配信サービスで躍進を続けるSpotify。その規模と拡大する様子を文字とグラフィックスでわかりやすく表現しています。
世界中で使えること。幅広い年代から、多数の楽曲。多彩なジャンル。他人とプレイリストをシェアでき、登録料は無料。携帯から使用可能で、もちろんパソコンでも楽しめる。
車やテレビ、スピーカーに接続しどこでも聞ける音楽。家族とシェアも可能。学生なら割引も。
これだけの情報が、モーショングラフィックスを用いることで、視覚的なインパクトを強めてくれます。
使ってみたい!と興味を湧き立たせてくれる映像です。

 

 

4. Zomato TVC Contest Entry – Hungry

Zomatoは飲食店のレビューアプリ。どこでご飯をたべようか、迷ったときに大活躍します。
動画の中では、レストランを探して街を歩く男性の頭の中をモーショングラフィックスで可視化しています。
食べたいものは? ピザ?それともステーキ? この近くにはなにがある?
見渡すと、Zomatoに登録されている飲食店がたくさん。
食べるスポットを探すのに役立つアプリの特徴を、簡潔に表現している動画です。

 

 

まとめ

モーショングラフィックスの使い方は自由自在です。曲のリズムを視覚でも強調したり、より華をもたせたり。
そしてなんといっても、一番の特徴はメッセージの訴求力を上げられることです。
ただ文字を映すだけでは、見る人の心には残りません。
文字を動かし、イメージをつけ、色やメッセージに見合った強弱をつけることで、1秒文字ただ眺めるよりも、多くの情報を視聴者に届けることが可能になります。
Spotifyのように、イラストと文字の組み合わせの効果は抜群です。
ブランドイメージにあった絵を選ぶことで、より見る人にサービス内容をわかりやすく伝えたり、ブランドメッセージを強調したりする効果が期待できます。
モーショングラフィックスはありふれた表現ではなく、この先も映像技術の進化と共に、人々の心に残っていく手法です。