AR映像を利用したアクティビティ事例

実在する風景に、バーチャルな視覚を合わせるAR(Augmented Reality:拡張現実)。
最近では、「ポケモンGO」がARを用いたゲームで話題になりました。
専用アプリで楽しむだけではなく、ARの活用の場はゲームやスポーツと広がっています。
今回は、そんなARを用いたアクティビティの事例をご紹介します。ちょっと不思議な拡張現実の世界を楽しんでみましょう。

 

 

目次

1. HADO – AR × Sports

2. All-New Zombies, Run! Trailer)

3. Augmented Reality in Sports | Weekly Roundup #5 | Executive Tifoso

4. Augmented Reality Climbing

5. Pool Live AR – AR for Billiards or Pool Games

6. Parker, Your Augmented Reality Bear

まとめ

 

 

1. HADO – AR × Sports

ARとスポーツを合体させたアクティビティが、こちらの「HADO」。
頭にARのディスプレイを装着し、腕にはアームセンサー。体を使って「技」を発動させる、まるで子供の頃に見た魔法の世界を体感出来るアクティビティです。
技を放つだけではなく、盾とのコンビネーションや、実際に技をよける体の身のこなしも迫力があります。
対戦型は、さながらファンタジー世界のバトルのよう。
人対人以外に、ARで登場するモンスターを倒すプレイも楽しめます。
2018年には、賞金をかけたワールドカップも開催され、ますます注目が集まる新しいテクノスポーツです。

 

 

2. All-New Zombies, Run! Trailer)

もし実際にこんなことが起こったら…?
ゾクゾクする気分になるのが、ARを使ったランニングアプリ「Zombies.Run!」です。
ゾンビから逃げるという設定で、耳元で繰り出される緊迫感のある会話。
ゾンビからただ逃げるだけではありません。アプリには200ものミッションがあり、走ることでミッションをクリアしていくというもの。
ランニングにストーリを合わせ、ゲームの主人公になった気分を体験出来るアクティビティです。
いまにも後ろからゾンビが迫ってきそうな恐怖に、ランニングのスピードもアップしそうですね。

 

 

3. Augmented Reality in Sports | Weekly Roundup #5 | Executive Tifoso

ARがいかにスポーツ業界で活用されているのかを紹介している番組です。
最初に登場するのは、馬に装着されたサドル。「CWD iJump Saddle」はフランスで発売され、馬術競技で馬のパフォーマンスを計測するのに使われています。
従来であれば、体感でしかわからなかった馬のジャンプや走る速度などのクオリティを計測。正確なデータをもとに、馬のパフォーマンスの向上に使われます。
お次の「PGA TOUR AR」は、iPhoneやiPadユーザーならどこでもリアリティのあるゴルフトーナメントを楽しめるARアプリです。
卓上に登場するゴルフ場は、さながら本物のよう。臨場感のあるプレイ観戦を楽しめます。
ほかにも、中国ではARを使ったeSportsを観戦出来るスタジアムも登場。
今後のARの可能性を示唆しています。

 

 

4. Augmented Reality Climbing

クライミングとゲーム要素、そしてARを掛け合わせた「Augmented Reality Climbing」。
壁に表示される数字をタッチし、クリアまでのスピードを競います。
それにより、従来の「登る」要素以外に対戦型の楽しみも掛け合わせ、新しいゲームが誕生しました。
身体能力を磨くとともに、ゲームのスコアも競う。まさにこれから真価するeSportsの形です。

 

 

5. Pool Live AR – AR for Billiards or Pool Games

ARが、従来のスポーツを視覚的に面白くしているのが「Pool Live AR」です。
ビリヤードのプールテーブルに映し出される、幾何学模様。
実際のボールの動きに合わせて、ボールの軌跡や卓上の模様が変化します。
さらに、プレイヤーの腕の動きとキューの方向から、ショットする前のボールのルートを映し出すことも可能に。
プレイ内容を自動に記録し、スマホで見ることもできます。
プレイ動画をシェアしたり分析したり、ゲームだけではなくプロのビリヤードプレイヤーの可能性も広げてくれるアクティビティです。

 

 

6. Parker, Your Augmented Reality Bear

ARを使ったアクティビティは、子供の遊び場まで広がっています。
かわいいクマのぬいぐるみの「Parker」は、専用アプリと連動してARを楽しむことができます。
お医者さんごっこのようにクマのぬいぐるみの体を診察したり。
画面越しに、ARを用いてクマの世界を塗り替えたり。
ARが、子供の想像力をさらに伸ばしてくれる遊びです。

 

 

まとめ

バーチャルの世界が現実にやってくるAR。
ひと昔前までは、視覚からバーチャルを楽しむだけでしたが、近年では技術の発達が進みテクノスポーツと呼ばれるような、体を用いて拡張現実を体験するアクティビティが登場しています。
まるで夢見た魔法の世界を体験出来るようなゲームや、いまあるスポーツ競技をさらに進化させてくれるARの技術。